また殺されてしまったのですね、探偵様【電子特典付き】 (MF文庫J) [Kindle]

著者 : てにをは

• KADOKAWA (2021年8月25日発売)

感想・レビュー・書評

[bukuroguidkodamaさんの感想 · 2022年4月12日]

書名通り毎回犯人に探偵が殺されたあと
蘇って事件を解決するミステリ
といって不条理ミステリではなく
探偵があっさり殺され理由なく蘇る以外は
普通のミステリというところが不条理な作品
探偵は殺されるときに確実に犯人に接触しているので
見事に解決しても探偵がどれくらい優秀なのか
あんまりよくわからないけむに巻かれた感じが味わい
しかしながらヒロインや悪人軍団は
ごくごく普通にライトノベルしている
（形容詞動詞のような形容詞）ので
逆に普通の
ミステリなライトノベルのごとく見えるところが
変わった風味

著者プロフィール

てにをは
ミュージシャン・作家。
おもな著作に『女学生探偵』シリーズ、『モノノケミステリヰ』シリーズ、『撃鉄の心臓』などがある。

「2020年 『秘祭ハンター椿虹彦』 で使われていた紹介文から引用しています。」