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感想・レビュー・書評
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※注意事項※
本書を電子書籍で購入しようとしている方、まず本屋で文庫本を探し、覚悟した上でご購入下さい。マツコ・デラックスさん並の威圧感を覚えることでしょう。
以下は経緯と感想です。
『六人の嘘つきな大学生』、『教室が、ひとりになるまで』で面白いなと感じた浅倉秋成さんのデビュー作と知り、たまたまKindleアンリミテッドの読み放題で見つけたため、詳細を確認せずにポチッと。
で、Kindle端末で読み始めたのですが、なかなか頁の進捗率が進まないし、ページ数も表示されず「あれ、まさか?!」と私は第一の罠にハマってしまったことにようやく気付いたのです。
その事実を認めたくない私は、翌日に大型書店で本作の文庫本を探し周り、ようやく出逢ったデブっちょに驚愕したのを今でも思い出します。(やっちまったぁ〜(泣))
とはいえ、本作を読み始めた時点から、特殊な能力を持った4人の高校生が、とある偶然(必然)で知り合い、自分たちが集められた目的と共通点を理解し、たったの5日間で全てを完遂させていく怒涛の展開は、ハラハラドキドキで本当に楽しめました。
好きな作家さんのデビュー作から辿りたくなるのは読書家あるあるかと思いますが、『かがみの孤城』で時の人になりつつある辻村深月さんのデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』にも負けず劣らず、本作も中々に大作かつ良作でした。
次に読む浅倉秋成さん作品は、ようやく『俺ではない炎上』を手に取ろうかなと思う今日この頃です。
読み切った自分を褒めてあげたい!! -
'24年1月21日、読了。Kindle unlimitedで。浅倉秋成さんの作品、二作目。
浅倉さんのデビュー作だそうで…以前に読んだ「嘘つきな~」が、期待が大き過ぎて「ちょっとなぁ…」だったので、どうかな?と半信半疑で読み始めましたが…
大満足、でした!面白かった!4人の高校生が、みな魅力的で、読み進めながらワクワクしました。
「与えられた能力には、責任が伴う」という、その責任がなにかもわからずに謎に挑んで進んでいく4人…オジサンが眼を瞑りたくなるほどに、眩しかった!
浅倉秋成さんに、感謝!他の作品も、トライしてみようと思います。 -
特殊能力を持った4人の高校生が集められ…
彼らに課せられた使命とは?
ページ数は多かったですが、あまり気にならないくらい惹き込まれました。
4人の高校生たちはキャラクターが際立っていて、魅力的で好きになりました。
実際に江崎やのんが周りにいたら面倒臭いかもだけど…
黒澤パパの目論見も、非人道的ではあるけれど全く分からなくもなかったかなぁ
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六人の嘘つきな大学生、俺ではない炎上を読んで浅倉秋成さんの作品が好きになった。
文体も好み。
先に読んだ二作品より評価は劣るもののデビュー作ということでそれなりに楽しめたし伏線回収がお見事だと思う。
長いのに長さを感じさせない読み応え。
サクサク読める。 -
面白かったし伏線もあらかた回収されてるんだろうけど、なんだかスカッとはしない感じ。勿論検証したわけじゃなくそんな印象。
伏線では無いし、読み直したら解説されてるのかも知れないけど、のんのカタカナ読みの癖はわざとらしい僕っ子ぐらいずっと引っ掛かりながら読んでたのと、敬称付けずに呼んでた…最初の登場人物のキャラもなんか引っ掛かりながら読んでた。
物理的に長いのもあるけど、引っ掛かりながら読んでたから物凄く冗長に感じたかも。
キャラの癖が気にならない人にはサクサク読めるのかな。-
初コメです。
デビュー作なので私も読んでみたのですが、確かに長かった印象です。
物語は数日の出来事なのに、私は読了に半月くらい掛けた気が(笑...初コメです。
デビュー作なので私も読んでみたのですが、確かに長かった印象です。
物語は数日の出来事なのに、私は読了に半月くらい掛けた気が(笑)2023/08/20 -
2023/08/20
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浅倉秋成氏のデビュー作。さすがに特殊設定ミステリの名手といえる作品。ただ、本格ミステリであるならば、特殊設定の中であっても、すべての謎を現実に帰着させてほしい。解決できていない謎が残っているのが残念である。
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楽しかった。長かったけど、その分楽しい時間も長かった。
特殊な能力を与えられた4人の高校生が、ある少女の死の謎を追う。
各々のキャラに好感が持てたんだが、のんが「あたし」と言うのには違和感を持った。全員別の一人称にしたかっただけっぽい。まあ、分からんでもないが…。
4人が次に会うのはいつなのか、あれこれ想像してニヤついてしまう。 -
『ふしぎな能力』をもつ4人。ふしぎな縁で出会い、謎と向き合う!!というシンプルなはじまりのミステリー。
笑いあり、ドキドキありで、能力の活用方法も『どうなってくんだろう!?』って思う手に汗握る展開が続いて飽きずに面白い。かなりページ数があるが、私は結構あっさり読めた。
あんまり深く考えずにサクっと『おおおおあの能力はここでこう活用するのか!!』って楽しんでしまうのが吉な気がする。考察しようとすると『ン?』となってしまうのでおすすめしない。与えられた能力とはいえ、色々予定調和すぎん?とか気にしなければ楽しい。