フェイクニュースの生態系 青弓社ライブラリー [Kindle]

著者 : 藤代裕之

• 青弓社 (2021年9月7日発売)

感想・レビュー・書評

[晴川雨読さんの感想 · 2022年2月9日]

フェイクニュース・情報汚染に対して、情報元ではなく広告業界を攻めるべきと言っている。
フェイクニュースなどで不当な利益を得た場合、アカウントを停止させるなどすれば、良いと言っている。
ドンドンやれ！
https://seisenudoku.seesaa.net/article/483995890.html

[osawatさんの感想 · 2021年12月19日]

ふむ

[watahiro0さんの感想 · 2021年12月6日]

　ニュース生態系を利用して、インターネット周縁にある不確実な情報(捏造情報も含む)が既存メディアや政治的エリートなどの中心部の到達させる「プロパガンダパイプライン」の分析が印象的。中でも、ポータルサイトが、ミドルメディア、ソーシャルメディアの組み合わせにより生成されるフェークニュースを配信することで、ニュースの生態系の汚染が起こるらしい。
　ファクトチェック推進団体の検証はあるが、ファクトチェックが攻撃の武器になり汚染を惹起するといった事例もある。
　内容の正確性、信頼性を判断するとというニュースリテラシーのスキルが必要とされる。
　社会学の先生方による真面目な研究書である。

著者プロフィール

1973年、徳島県生まれ。法政大学社会学部教授。徳島新聞社、NTTレゾナントを経て現職。専攻はソーシャルメディア論。著書に『ネットメディア覇権戦争』（光文社）、『発信力の鍛え方』（PHP研究所）、編著書に『ソーシャルメディア論・改訂版』（青弓社）、共著に『アフターソーシャルメディア』（日経BP）など。

「2021年 『フェイクニュースの生態系』 で使われていた紹介文から引用しています。」