デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上 デューン・シリーズ (ハヤカワ文庫SF) [Kindle]

  • 早川書房
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感想・レビュー・書評

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  • 挫折

  • 映画でパートIパートⅡを視聴後に興味を持って購入。映画はパートⅢで終了となるようですがそれまでに先を知りたいと思いまして。映画は壮大なスケールの叙事詩でなかなか迫力がありました。原作の砂の惑星は上/中/下の3部構成ですが、映画のパートⅠは上巻と中巻の2/3あたりのところ、主人公ポールが砂漠の民の少女チェイニーと出会うまでが描かれます。わずかな違いはありますが、小説に忠実な映像化といえます。これに対して映画のパートⅡは中巻の後ろ1/3と下巻全部に相当しますが、内容の改変が目立ちます。尺の関係で枝葉を切ったら幹にもかなり影響が及んでしまった感あり。砂の惑星の世界観はやっぱり小説を読まないと理解困難で、この世界を映像化する試みが何度も失敗したというエピソードには納得。映画のパートⅢがどのようなものになるのか今から興味津々ですが、予習として小説版続編の「砂漠の救世主」を読んでおく必要があるでしょう。

  • いやー、面白い!!ヴィルヌーブの映画を見てから見たのであらすじは同じだし、見知らぬ異星の単語も、映画のイメージのおかげですらすらと読めた。 きめ細やかなディテールは、あらすじを知っているからこそ退屈するかな?と思ったけどむしろそれが魅力とばかりに楽しい。深く心理を知り、独特の世界観を堪能できる。 後半は一気読みだった。すぐさま続巻に進みます

  • アトレイデス公爵は皇帝の命を受け、惑星アラキスに移封されることとなる。
    過酷な砂漠の惑星アラキス。
    この不毛な惑星は抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の産地である。
    かつてハルコンネン家が支配していたこの惑星をアトレイデス家が支配することは表面的には公爵家に大きな名誉と富を約束するはずだった。
    皇帝やハルコンネン男爵の罠だと知りつつ、公爵は息子ポールの未来のため惑星アラキスに乗り込む。

  • 子どもの頃だった80年代、かな?映画にもなっていたので作品としては知っていた。読んだのは、初めてだ。正直、最近は長い小説って、あんまり読んでなかったから読み切れるかなぁと思ったんだけど、面白かった。

     冒頭から、主人公ポール・アトレイデの父レト侯爵が殺されることはわかっている。各章のエピグラフや、なにか歴史書とかの引用によって、そうなった史実について書かれているから。先がわかっているフィクションかぁと思わないでもないんだけど、これがかえって、いつどのように裏切りがなされるのか、緊迫感があってひきこまれた。

     織田信長は本能寺で明智光秀によって暗殺された。その歴史的事実は多くの人が知っている。それでも物語として、関心を引く。それに近いかなぁ。

     未来の歴史を、もっと未来から眺めているような錯覚にとらわれる。

     まだ物語は続くんだけど、どうなるんだろう。楽しみだ。

  • 宇宙で最も価値のある香料メランジの唯一の供給源である危険な砂漠の惑星に向かうアトレイデス公爵一族。宇宙皇帝らによって仕組まれた罠により一族は壊滅するが、急襲を逃れた公爵の息子ポールらは、Duneの原住民であるフレメンに導かれるのだった。

  • レト公爵の死とポールの覚醒で上巻終了。石森章太郎のイラストが懐かしい。あれ以来の再読なので数十年ぶりの再読。ユエの事等、全然、覚えていないので初めての様に読んだ。覚醒後のポールが恐ろしく、人間らしらが薄ているのが寂しい。さて中巻が楽しみ。

  • 3巻まとめての感想。
    40年前に読んだ記憶として残っていたのは、あらすじだけだったが、改めて読み返すとやはり面白い。
    上巻はなかなか話が進まず、読むのに一苦労だったが、中巻からは話の進みが早く、面白かった。
    砂の惑星アラキスを巡る物語。
    残忍な男爵と皇帝が公正な伯爵を嵌める。
    中世の騎士道的な部分と宗教的な部分が混ざり合って混沌とした中、最後の復習がなされる。
    最後が少し呆気なかったので物足りなさが残ってしまった。

  • 「DUNE 砂の惑星〔新訳版〕」(フランク・ハーバート : 酒井昭伸 訳)〔上〕〔中〕〔下〕を読んだ。
    昨年の9月に読んだばかりなんだけれどまた読んでしまった。矢野徹版も含めて何回読んだのかわからない。
    次の「砂漠の救世主」は石森章太郎版から加藤直之版に買い替えた36年前の文庫しかないのだ。

  • 下巻にまとめて。

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