GAFA next stage ガーファ ネクストステージ―四騎士+Xの次なる支配戦略 [Kindle]

  • 東洋経済新報社
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感想・レビュー・書評

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  • GAFAによる独占の懸念には共感。但し、NEXTというよりLOOK BACKな感じもした。

  • 前作であるthe four GAFA 四騎士が創り変えた世界の続編です。本書での著者の主な主張はCOVID-19によるパンデミックが格差の拡大を加速させ、特にこれがGAFAに有利に働くというものです。コロナ禍による格差拡大が裏テーマになっているようです。

    パンデミック下の世界の中で次のGAFAになりえる企業が出現するためには、企業の資本や能力だけではなく所属する業界の既存企業の戦略や消費者の感情などの要素が重要であるとのことです。いくつか事例を交えて詳細に議論されます。前作の焼き直しのように感じられる部分もありますが、コロナ禍という特殊な状況を踏まえてアップデートされた内容となっています。一方で後半の二つの章が大学と政府という二つの分野に裂かれており、おそらく筆者が最も伝えたいのはここだと思われます。内容としては格差拡大に対する問題提起ですが、あまりGAFAは関係ありません(とは言ってもGAFAがこの分野に対して大きく貢献できるとは思います)。

    正直、前作が売れたからとりあえずもう一冊出しておこう的な感じがしました。タイトルと本書の伝えたい内容が一致しておらず、読んでいてもスッと理解ができませんでした。自分の理解力が足りないのかもしれませんが、所々で何の本を読んでいるんだっけ・・・?という気持ちになります。内容的には納得できる部分が多いので、タイトルとの一貫性を気にしない人であればサクサク読めると思います。

  • (2021/284)新型コロナによるパンデミックで加速するGAFAなどのビックテックによる社会の変化と拡大する格差。シリアルアントレプレナーであり、ビジネススクールで教授を務める著者による考察。アメリカ社会でアメリカ人向けに書かれているが、独特のユーモアで斬る感じは非常に読み易く、また面白い。そういう意味では中国系テックの台頭などはTik Tokの話は少し出るけどそれくらいで、全体の趨勢は変わらずとも、個別の話には少し漏れもあるか。翻訳なんで一年前の話というところに、自分の限界を感じるなぁ。

  • 【オンライン読書会開催!】
    読書会コミュニティ「猫町倶楽部」の課題作品です

    ■2022年1月5日(水)20:30 〜 22:15
    https://nekomachi-club.com/events/a77bf7fa35e5

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著者プロフィール

スコット・ギャロウェイ
ニューヨーク大学スターン経営大学院教授
ニューヨーク大学スターン経営大学院教授。MBAコースでブランド戦略とデジタルマーケティングを教える。連続起業家(シリアル・アントレプレナー)としてL2、Red Envelope、Prophetなど10の会社を起業。ニューヨーク・タイムズ、ゲートウェイ・コンピュータなどの役員も歴任。2012年、クレイトン・クリステンセン(『イノベーションのジレンマ』著者)、リンダ・グラットン(『ライフ・シフト』著者)らとともに「世界最高のビジネススクール教授50人」に選出。
著書『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』(渡会圭子訳、東洋経済新報社)は15万部のベストセラーになったほか、「ビジネス書大賞2019 読者賞」「読者が選ぶビジネス書グランプリ2019 総合第1位」の2冠を達成、日本にGAFAという言葉を定着させた。

「2021年 『GAFA next stage ガーファ ネクストステージ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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