本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身VIII」 (TOブックスラノベ) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 4.7

  • エックハルトは本当にフェルディナンド第一ですね。はっきりしていて寧ろ清々しいです。

    フェルディナンドの救出が間に合いました。彼がいると安心感が違います。しかしグルトリスハイトの歴史について語る時間はフェルディナンドが回復するための時間として必要かもしれませんが、助かったのなら早く教えてあげないと!と思いました。だってフェルディナンド第一のエックハルトやユストクスがやきもきしながら待っているはずだから。

    ローゼマインのゲドゥルリーヒ(故郷や大事な人)を気にするということは、フェルディナンドはローゼマインの為に動きたいということですよね。前より優しくなっている気がします(笑)

    エピローグはゲオルギーネ目線です。ジルヴェスターからすれば理不尽に姉にいじめられたという印象ですが、ゲオルギーネから見ると男の子というだけで母に可愛がられ次期領主に推されたのに努力せず好き放題している弟ジルヴェスターは許せない存在だったでしょうね。
    幼い頃から次期領主になるために厳しい教育をされてきたゲオルギーネはやるせない気持ちを抱いたでしょう。
    一番悪いのは母親のヴェローニカだと思います。

    エーレンフェストの防衛も様々な目線で語られ、臨場感があります。皆、無事で戦いが終わりますように。

  • オールスター!全力を尽くすローゼマインが格好良い。側近達も自分が知らないような事ばかり知っている主人に使えるのは、状況読むのも大変そうだなと、他人ながら思う。先が読めなくて気になります…!

  • 本編少な目、エーレンフェスト防衛戦の短編集(書き下ろし)あり。
    他の書き下ろしは倒れたあたりから再会までのフェルディナンド視点。

  • 書き下ろし沢山あって楽しかった。フェル救出。やっぱり2人の会話が嬉しい。手紙でのやりとりしかできずすれ違い(マイン思考はすれ違いだと致命的)ばかりだった2人がようやく神殿の時のような掛け合いができて、こちらも嬉しい。

  • 前巻を読み終えてから、続きが気になってとうとうWeb版をざーっと軽く読み流して、物語の行く末を把握。
    予想を裏切らず面白かったので、電子書籍で続きを買うことに躊躇いが無くなった。
    イラストと漫画も最高だし、新たに書かれた短編もあるから、やはり書籍版が完全版のように思える。

    フェルディナンドの救出のために、アーレンスバッハの礎を染めるローゼマイン。本物のディッターに大活躍のダンケルフェルガー、それぞれが戦いに臨む様子が臨場感たっぷりに描かれていて、面白い。
    次の巻は、ストーリーの流れ的にもっと面白いと思うので、今からもう楽しみで仕方がない。

  • Web版に比べて
    各地の戦闘の様子が詳細になっていてよかった。
    なんでローゼマインが言った
    フェルディナンドの様子を
    無条件に信じるのかWeb版では腑に落ちなかったけれど
    この巻を読んでちょっと納得。

  • 物語もついに終盤戦。前巻での強烈な引きに対して、決着がつく回ですね。

    ウェブ版でも読んでいますが、改めて書籍版で読むと、ストーリーが非常にこなれていて、かつ様々な視点からのサイドストーリーが盛りだくさんで、最終局面に向けた展開が非常に分かりやすくかつ豊かに語られているという印象がありますね。

    ローゼマインが堂々と例の書物を使う姿は、まさに下剋上!という感じでとても良いですね。

    あと、2~3巻ほどで終わりかな、という感じもありますが、この後も丁寧に物語を書いて欲しいな、と思います。

  • (2022/95)フェルディナンドの救出作戦(ダンケルフェルガーと共同での本物のディッター作戦)と、エーレンファスト防衛戦の前半。フェルディナンドの無双っぷりは久しぶりかな。彼が無双する時は小気味良い緊張感が物語に漂うからすき。ゲオルギーネの退路を絶った形になり、いよいよクライマックスも近い。収録された短編も多め。色々な視点で本編の裏側が描かれる短編は、こちらもいつもながら好き。次巻は夏頃の予定。ウェブ版で結末は知っていても、既に待ち遠しい。
    (2022/162)フェルディナンドを救出するために、ダンケルフェルガーを巻き込んで本物のディッター(領地の礎争奪戦)をアーレンスバッハに対して仕掛けるローゼマイン。何故か領主一族が全くいないアーレンスバッハの礎を奪うことには難なく成功してフェルディナンドを救出するが、ゲオルギーネはエーレンフェストの礎を奪うために既に侵攻を始めていた。ディッターでは自らの宝を守り切ることも重要。エーレンフェストに取って返して最終決戦だ。魔王のようなフェルディナンドの思考が好き。

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著者プロフィール

香月美夜(かづき みや)
小説家。1月22日生まれ。中学2年生の頃より小説を書き始め、社会人となり結婚後、子どもの世話がひと段落してから執筆を再会。2013年より小説投稿サイト「小説家になろう」で『本好きの下剋上』を公開して人気作品となる。2015年にTOブックスより書籍化され一般誌デビュー、シリーズ化される代表作になる。同作シリーズは累計100万部を突破し、「このライトノベルがすごい! 2018&2019」2年連続第1位に輝き、テレビアニメ化も決定した。

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