ハクメイとミコチ 10巻 (HARTA COMIX) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 6
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感想・レビュー・書評

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  • ハクメイはどうやってイワシに会ったんだろうかね?
    そして、超豪華女子会が普通にくつろいでいる。
    そして、ハクメイの出生の秘密に迫る、けれどまだ本当のことはわからない。ずっとわからないままのパターンかしらね。

  • 小人が自然の中で、町の中で生活する漫画の第10巻。

    今回は友人たちと温泉でくつろぐ話とハクメイのかぶっている帽子にまつわる話が特におもしろかった。

    温泉の話は、宿の温泉で身も心もふやかし、滋味に溢れた料理に舌鼓を打ち、酒と遊びに興じる、言ってみればただそれだけの話なのだけれど、各キャラクターのそれぞれの反応や樫木先生の細やかな作画のおかげで読んでいるだけで楽しくほっこりとした気持ちになれた。

    帽子にまつわる話。ハクメイの被っている帽子は「種帽子」と呼ばれ、故郷を離れる旅立つ若者に年長者から贈られる帽子で、模様・素材・製法などが土地・年代によって異なるという。
    破れてしまった帽子の修理のために訪れた種帽子職人の工房で種帽子にまつわるあれそれ、贈る側の込める気持ちなどが語られる。
    帽子ひとつすらいろいろな設定が込められた本作の世界観の深さ、それを作劇でうまいこと示す樫木先生のストーリーテラーとしてのうまさに改めて舌を巻いた。

  • ファンタジー。
    本巻はハクメイ回多め。現在から過去まで手厚い。特に起き抜けに旅立ちの日を悟ったシーンは衝動が伝わってくるようで、とても印象に残った。

    また、大人数で温泉宿に泊まる「労いの宿」「湯煙の夜長」は主な女性キャラ総動員の様相で、キャラ毎の絡みや動きが多く豪華だなと思った。

    相変わらずコマ内に色々描きこまれていて情報量が多くて良い。少し時間をおいて読み直したくなる。

  • ハクメイの門出。引き抜き話に、決断に、激励。ハクメイが新たな道を歩き出す。思えばハクメイとミコチの二人からはじまった物語も、いろんな人たちとの出会いがあって、付き合いがあって、そしてコヌタの湯に集った面々を改めてみて、なんかいい関係性だなとしみじみと思った。ハクメイとイワシの関係もよかったな。楽しいことを目一杯楽しめるハクメイの素直さと、その楽さをさりげなくサポートするミコチの気遣いが好きだ。小さいハクメイは三つ子の魂百までって言うよなーな話で、さすらう人生も、帰ってくる場所となる人生もどっちもいい。

  • とにかく和む

  • 9巻で少しマンネリ化したかなと思ったけれど、10巻で見事持ち直している。
    この作者は場の空気感を描くのが本当に上手い。温泉回が特に見事だった。みんなで楽しくワイワイやった後の少し寂しい、名残惜しい感じとか、最後はやっぱり一番仲の良い二人で締めたい感じとか、すごくよく分かる。

    ハクメイの旅立ちの回は号泣してしまった。あの「出発しなければいけない感じ」は私も味わったことがある。その場を離れたくない、名残惜しいけど旅立たなければならないという、あの気持ちは何だったのだろうか。

    今回ミコチの出番が少な目だったので、次巻を楽しみに待ちたいと思う。

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