自分の頭で考える読書 変化の時代に、道が拓かれる「本の読み方」 [Kindle]

著者 :
  • 日本実業出版社
3.89
  • (9)
  • (15)
  • (13)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 164
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (279ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本を読むことは好きだけれど、〇〇だし・・・という、読書は好きだけど、その中で感じるコンプレックスや自信のなさを取っ払ってくれる本です。SNSをのぞけばたくさんの本を読んでいる人、読書の気づきをインスタグラムでわかりやすく発信している人など「読書のプロフェッショナルぽい人」を見つけては、何となく自分の読書スタイルに自信が持てなくなりがち。それでも自分が本を読みたいのはなぜなのか、この本の中に何かヒントが見つかるかもしれません。本書の中では古典、小説、専門書からの引用も多く、新しいジャンルの本との出会いのきっかけになるかも!

    紹介者:福山朝藻
    イベント開催日:2022/5/27
    イベント名:「読書をもっと楽しく・自由に!~学びのリストの使い方~」
    noteURL:https://note.com/jibunjiku_p/n/ndca7bbf28c84

  • すべての本に「問い」と「答え」を意識してしっかり考察すること。は、私にはなかなか難しい。でも後半のショーペンハウアーの引用「多読は人を愚かにする」のところで危機感を少し感じた。
    著者の思考の流れがとても興味深くてどんどん読み進めたくなるんだけど、そういう読み方ばかりではだめか。では私の本書からの学びは何か。(あとで追記する)

  • ひとりひとりが自由に楽しく読書することが基本であり、読書では、主題を読むのではなく、感じることが大切と自分自身考えた。言葉通りの解釈からの広がりを持たせて感じることで、自分の体に染み渡って、いつか新たな物を生み出すことにつながるのではないか。

  • 【目的】
    効率に傾倒していた読書の考え方を見直す
    【まとめ(1P)】
    本は遊びがいのあるメディアだから良い
    【ポイント(What)】
    ・いずれの本も「問い」と「答え」の構造を見いだせる
    ・”既知の”問いと答えの本はコストが低く偏りやすい
    ・本の内容を知らなくても、叡智の図書館の中の位置関係だけを把握しておくとよい
    【アウトプット(How)】
    ・「問いの発見」「答えの発見」の本も読む
    ・効率重視となってしまうため読んだ冊数は意識しない
    ・途中でやめる場合も、概要とキーワード拾いだけする

    ※OneNote「読書法」

    【その他】
    ・『センス・オブ・ワンダー』思考中心から感覚の回路を開き周囲に目を凝らすこと
    ・変化の多い時代だからこそ「抽象化(汎化)」できるメディアとして重要
    ・「アート」はプランのある建築ではなく、プロセスでつくるガーデニングのよう

  • 自分の中に「問い」を育て、それについて思考するのが読書の醍醐味であることを説いた本。

    本を自分の血肉にするには、本に対する自分なりの「問い」を設定して、その問いと向き合うことが必要です。問いの答えを出す必要はありません。それについて思考することそのものが読書において一番大事なこと。

  • テーマ:本とどのように付き合っていくべきなのか

    キーメッセージ:問いを持ち続ける。本を読むことで問いを育てていくことができる。

    ~印象に残った3つのポイント~

    ①本には3種類ある。「問いの発見」「答えの発見」「既知のリマインド」の3種類。カテゴリーのバランスが大事。冊数ではなく、問いに向き合う時間を時間を大切にする。

    ②具体と抽象の三角跳び。具体を抽象化してから再び具体化する。具体的な問いからスタートして抽象的な世界で考え、ラストワンマイル問題をクリアしながら具体的な問いに変換したときその問いはかなり進化したかたちで着地する**

    ③スノードーム。蓄積された知識が見えない部分に沈殿している。脳内である意識が強まると、かき混ぜられて浮かび上がって一瞬にしてつながり回路を形成する。生きた沈殿にするには、読んだまま放置せずに自分なりの読後のルーティンを定義して愚直に続ける

  • いいと思う。

  • ググればすぐに答えが見つかることに慣れた今、「問い」を抱えることを忘れてしまっている。
    「思考停止は罪になりうる」ということは忘れてはいけない。
    良い本を読みつつも「懐疑」を忘れない。
    そして、そこから生まれた「問い」を抱え続け、モヤモヤした状況に耐えうる力を鍛えることが必要。

  • 深い。読書というものに対して非常に深い次元で考察した一冊だった。

  • 「感じる」と「わかる」は別もの。
    感動を言語化できず、沈黙する。

    思考停止は罪にもなる

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

荒木 博行(アラキ ヒロユキ)
株式会社学びデザイン 代表取締役社長
住友商事、グロービス(経営大学院副研究科長)を経て、株式会社学びデザインを設立。 株式会社フライヤーなどスタートアップのアドバイザーとして関わる他、株式会社絵本ナビの社外取締役、武蔵野大学、金沢工業大学大学院、グロービス経営大学院などで教員活動も行う。 音声メディアVoicy「荒木博行のbook cafe」、Podcast「超相対性理論」のパーソナリティを務めるとともに、株式会社COASにおけるホースコーチング・プログラムディレクターも務める。著書に『自分の頭で考える読書』(日本実業出版社)、『藁を手に旅に出よう』(文藝春秋)、『見るだけでわかる! ビジネス書図鑑』シリーズ(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『世界「倒産」図鑑』『世界「失敗」製品図鑑』(ともに日経BP)など多数。

「2023年 『独学の地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荒木博行の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジャレド ダイア...
ジェームス W....
マシュー・サイド
アンデシュ・ハン...
劉 慈欣
クリス・アンダー...
アンジェラ・ダッ...
オリバー・バーク...
細谷 功
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×