自分の頭で考える読書 変化の時代に、道が拓かれる「本の読み方」 [Kindle]
- 日本実業出版社 (2022年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (279ページ)
感想・レビュー・書評
-
本を読むことは好きだけれど、〇〇だし・・・という、読書は好きだけど、その中で感じるコンプレックスや自信のなさを取っ払ってくれる本です。SNSをのぞけばたくさんの本を読んでいる人、読書の気づきをインスタグラムでわかりやすく発信している人など「読書のプロフェッショナルぽい人」を見つけては、何となく自分の読書スタイルに自信が持てなくなりがち。それでも自分が本を読みたいのはなぜなのか、この本の中に何かヒントが見つかるかもしれません。本書の中では古典、小説、専門書からの引用も多く、新しいジャンルの本との出会いのきっかけになるかも!
紹介者:福山朝藻
イベント開催日:2022/5/27
イベント名:「読書をもっと楽しく・自由に!~学びのリストの使い方~」
noteURL:https://note.com/jibunjiku_p/n/ndca7bbf28c84詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すべての本に「問い」と「答え」を意識してしっかり考察すること。は、私にはなかなか難しい。でも後半のショーペンハウアーの引用「多読は人を愚かにする」のところで危機感を少し感じた。
著者の思考の流れがとても興味深くてどんどん読み進めたくなるんだけど、そういう読み方ばかりではだめか。では私の本書からの学びは何か。(あとで追記する) -
ひとりひとりが自由に楽しく読書することが基本であり、読書では、主題を読むのではなく、感じることが大切と自分自身考えた。言葉通りの解釈からの広がりを持たせて感じることで、自分の体に染み渡って、いつか新たな物を生み出すことにつながるのではないか。
-
【目的】
効率に傾倒していた読書の考え方を見直す
【まとめ(1P)】
本は遊びがいのあるメディアだから良い
【ポイント(What)】
・いずれの本も「問い」と「答え」の構造を見いだせる
・”既知の”問いと答えの本はコストが低く偏りやすい
・本の内容を知らなくても、叡智の図書館の中の位置関係だけを把握しておくとよい
【アウトプット(How)】
・「問いの発見」「答えの発見」の本も読む
・効率重視となってしまうため読んだ冊数は意識しない
・途中でやめる場合も、概要とキーワード拾いだけする
※OneNote「読書法」
【その他】
・『センス・オブ・ワンダー』思考中心から感覚の回路を開き周囲に目を凝らすこと
・変化の多い時代だからこそ「抽象化(汎化)」できるメディアとして重要
・「アート」はプランのある建築ではなく、プロセスでつくるガーデニングのよう -
自分の中に「問い」を育て、それについて思考するのが読書の醍醐味であることを説いた本。
本を自分の血肉にするには、本に対する自分なりの「問い」を設定して、その問いと向き合うことが必要です。問いの答えを出す必要はありません。それについて思考することそのものが読書において一番大事なこと。 -
いいと思う。
-
ググればすぐに答えが見つかることに慣れた今、「問い」を抱えることを忘れてしまっている。
「思考停止は罪になりうる」ということは忘れてはいけない。
良い本を読みつつも「懐疑」を忘れない。
そして、そこから生まれた「問い」を抱え続け、モヤモヤした状況に耐えうる力を鍛えることが必要。