啓蒙思想2.0〔新版〕 政治・経済・生活を正気に戻すために (ハヤカワ文庫NF) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 電子書籍では厚みが見えない!長かった。でも面白かった。
    17世紀ごろから啓蒙思想が流行ったのを「啓蒙思想1.0」と定義している。「自分たちの頭で考えて行動しような!」では合理的であり続けることはできず、政治活動やCMは正しくあり続けることよりも感情に訴えかけることで自分たちを正当化するようになってしまった。ではどうすればいいと筆者が考えているのか、その具体的な内容を「啓蒙思想2.0」として提案している。

    情報が多すぎるし、何に気づいていないのかも気づけない。難しい世の中だなぁと思っています。インターネット上で集落のようなものを形成して、分担して情報をキュレーションするようなことが必要なのかな?オンラインコミュニティがそれに近いようにも思うが、テーマに特化したものが多いので、もっと生活に近い全般的なものを網羅するような。
    一方で、目の前にあるもの以外は通り過ぎても問題ないんだろうな、とも思う。結局迷う(目移りする?)のは目的地が明確でないからなのかな。夢や自分で決めた生き方があると、そこに到達するために考えて情報を集めたり、他に時間を割かないと決めたり、生きやすくなるのかなぁ。

    だいぶ脱線してしまった。。。

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著者プロフィール

1967年カナダ生まれ。トロント大学教授(哲学・公共政策・ガバナンス)。著書に『ルールに従う』、『資本主義が嫌いな人のための経済学』などが、共著書に『反逆の神話』(すべてNTT出版)などがある。

「2014年 『啓蒙思想2.0 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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