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感想・レビュー・書評
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大飢饉で家業が立ち行かなくなり、家族も死に絶え、幼くして家督を継いだ農家の娘と従者の青年が、一攫千金を目指してゴールドラッシュに沸くアメリカに移民として乗り込む。
と言うざっくりあらすじ。
Amazonのセール時に一巻を入手したが食指が伸びないでいたところ、webサービスで1話が無料公開されていたので目を通して見たら割と良かったので単行本を開いて見た次第。
一巻は、心優しい人たちに巡り合い、助け合いながら旅をスタートさせました!というところ。
主人公の少女の持ち前の…というか無理にそう振る舞ってる側面もあるが…明るさと、「絶対に富豪になるんだ」という覇気で、飢えや貧困、劣悪な環境での人死に、移民差別などの暗い話題もカラリと仕上がっているが、物語の核を為す一つのパーツがそれによりうまく機能しないのでは…という心配。
まあメインは『ゴールドラッシュ時のアメリカ、移民差別が蔓延する環境で、彼女たちが無事成り上がれるのか』だろうから、良いのかな…?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
完結に伴いコミックdaysでほぼ全話無料解放されていたので読み始め(週末使って読み切りたい)
よくわからんが、最初は集英社で連載を始めてその後講談社に移ったのかな?
講談社の雰囲気がすごい
というのもヴィンランド・サガとどことなく重なる部分があるというか
教科書にずらっと書かれる出来事の行間にこうした物語があることを想像させるようなマンガ好きなんだ
設定でゴールドラッシュ目指すっていうのがすごいいいと思う、なんとなく成功の未来も描ける一方で、アメリカ横断とか一体どんな冒険が待ち受けてるんだ!?と自然になる。その一方で、導入の大飢饉は当たり前だけど話が暗すぎる。人がすぐ死ぬ。とはいえ、主人公の女の子が明るくて元気あるキャラだからなんとか耐えている感はある。もしこういうキャラ造形でなければ暗くて読むに耐えなかったんじゃないだろうか。
第一話?のおじさんとかとの関わりの話は読み切りで最初出してた話なのかなと思うくらい単体の話として完結している。
大飢饉でみんな死ぬ→ふつうの幸せなんかもういらない、超大成功がほしいんだ、みたいなロジックだったと思うが、今振り返るとなんとなくわかるようで微妙にわからん。が死にそうだから国を脱出して新大陸で成功を狙うというのは分かる。
ここからどう話が広がっていくか読ませていただきます! -
エグい描写や展開もあるのに、キャラクターが魅力的でコミカルにテンポよく進むため暗くなりすぎず、とても面白い。
ゴールドラッシュ時代に興味ないなあと思っても読んでみて良かった。
マガポケのアプリやヤンマガWebで試し読み出来る。
全巻購入し読破済み。続きも楽しみ。