- Amazon.co.jp ・電子書籍 (329ページ)
感想・レビュー・書評
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話題作だけあり一気読みできるほど面白い。
4人の視点から書かれている点も面白く、終盤にかけてあれ?と思うような時間軸の違いなどに気づく。
ネット社会の問題点だけでなく、家族問題も取り上げてあり、最後まで犯人が誰なのか分からなかった。読み応えのある作品だった。 -
まさか自分がそんな目にあうわけがないやろうって思いながらもなんやかんやで誰にでも起こりそうなところが怖っ!の物語。もしも自分が同じ状況になったら5秒で心折れてまいそうやわ。
疑われた時点でみんなスーパー手のひら返しで周りの人たちに対する日頃のおこないってほんまに大切やなってしみじみ思った。 -
おもしろい‼
後半、何度も読み返して、人物名や時間軸を確認した。まさかそんな結末になろうとは…
はじめのうちは、SNS上で「犯人の噂」があっという間に拡散していく怖さに身震いし、着地点がどうなるのか興味津々だった。話が進むにつれ、汚名を着せられた泰介の会社内外における人間関係や、家族の問題、若者のSNSの使い方、さらに警察の捜査の過程などが浮き彫りになる。誰もが自分の問題としてとらえられる事象が盛り込まれ、他人ごとではなくなる。「自分は悪くない」という発想、実によくわかる。現代人の心をよく表していると思う。
何気にリツイートしてしまった人と、過去の失態に気づいた人が、正義のために奔走する。人も時間も、読者の目を巧妙にすり抜けて結末へと進む。こうしたトリックに気づいたときはもう終盤だ。最後、ちょっとうなってしまった。 -
最後に近づくにつれ???となり、ちょっとよくわかりませんがからようやく理解が追いつくとなるほどの伏線回収。
エピローグのり部分でも細かな二転三転がありとても楽しめた作品でした。
これから、もう一度復習します。 -
同僚の薦め。同著者の6人の~もそうであったが、テーマがある。
他責的な人物ばかりで、読んでいてモヤモヤするが、言に出さないだけで自分にもこういった他責的なところはあるよな、、と思わされた。
ある程度メタ的に読んでいたつもりだったが、犯人もトリックも全く見抜けなかったこともあり、個人的には6人の~より面白かった。