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感想・レビュー・書評
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実践型クリティカルシンキング 特装版
著:佐々木 裕子
実践型クリティカルシンキングとは、「目指すものを自ら設定し、それを戦略的に達成するための思考法」であり、自ら考える力の基礎になるスキルである。
つまり、
・目指すものを達成するために、
・自分の頭で考え、行動し、
・周りを動かすための実践的な思考技術である
構成は以下の5章から成る
①実践型クリティカルシンキングとは
②目指すものを定義する
③何が問題なのかクリアにする
④打ち手を考える
⑤おわりに
クリティカルシンキングとは何かを再度学ぶために本書を手に取ったものの、「ロジカルシンキング」やそれを説明するために「フレームワーク」に触れたりと、現状把握や課題解決等のフローの基礎を学ぶことができた。
講義形式であり、臨場感もありながら、基礎的な質問に対してテンポよく受け答えするなかで、結果として体系的なまとまりを持って構成されており、楽しみながら基礎から理解できる初心者にも優しい一冊となっている。
クリティカルシンキングもロジカルシンキングも急にできるものではなく、積み重ねでなんとなく答えが見えてくるようなものでもある。使っていく中で、守破離を重ねる中で、自分の思考法の方を補完する何かへ変わっていく。
守を学ぶにはうってつけの一冊である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
会社の先輩からオススメされて読みました。
以下、自分用のメモです
(1)目指すものを定義する
- いつまでに?
- どれくらいのレベルを?
- なんのために?
- SMARTでチェックを行う
```
◆要素1:Specific(具体的に)
誰が読んでもわかる、明確で具体的な表現や言葉で書き表す
◆要素2:Measurable(測定可能な)
目標の達成度合いが本人にも上司にも判断できるよう、その内容を定量化して表す
◆要素3:Achievable(達成可能な)
希望や願望ではなく、その目標が達成可能な現実的内容かどうかを確認する
◆要素4:Related(経営目標に関連した)
設定した目標が職務記述書に基づくものであるかどうか。と同時に自分が属する部署の目標、さらには会社の目標に関連する内容になっているかどうかを確認する
◆要素5:Time-bound(時間制約がある)
いつまでに目標を達成するか、その期限を設定する
```
- (2)なにが問題なのかをクリアにする
- 自分の状況との現状分析を行い、客観的に考える力を養う
- MECE(もれなく、ダブりなく)
```
Mutually(お互いに)
Exclusive(重複せず)
Collectively(全体に)
Exhaustive(漏れがない)
```
- (3)打ち手を考える
- 具体的なアクションを挙げられる
- なぜ、この行動をおこなったかを説明ができる
「クリティカルシンキング」というかっこいい名前なのですが、最後の一文の言葉で
>「途中で諦めない」「最後は自分で決める」「最後は納得するまで考える」
と、泥臭い言葉あって以外でしたが、これがこの本の本質だなと思いました。
また、読み直そうと思います。 -
特に読んで膝を打つような内容はない。ビジネス書等をあまり読んでいない人にはいいかもしれない。しかし読んで損をしたという事はもちろんない。
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構造化してアウトプットしながら読める。
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この分野の本、やはり気付きをくれるなぁ
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自分が会社で上司に良く指摘される部分がまとまっていてとてもありがたい本でした。実践型というタイトルがついているように実践問題がいくつも入っているので、より深い理解に繋げられると思います。筆者でも何度も書き直してより筋の良い分析を作り上げたエピソードがあり、やはり何度も行うことも大事なんだなと思えました。
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授業形式でいくつかの課題をサンプルとして出しながら、それを題材にクリティカルシンキングを説明しているため、とてもわかりやすい本でした。
クリティカルシンキングが苦手な方の一冊目としておすすめです。 -
実践だけあってわかりやすい
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私にはあまり入ってこなかった。。
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具体的な例がたくさん載っていてわかりやすかった。
もう一度読み直す予定。