ユーモアは最強の武器である―スタンフォード大学ビジネススクール人気講義 [Kindle]

  • 東洋経済新報社
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感想・レビュー・書評

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  • 1年前に読んだものを再読。
    前も思ったけど、結構いい本だった。

    人前での挨拶で、上手だなー、いい挨拶だなー、と思うのは、やはりユーモアが散りばめられている挨拶だと昔から思っていました。
    その理由は「楽しいから」くらいにしか思っていませんでしたが、本にもあるように、ユーモアと知的能力は相関関係にあり、それを肌感覚で感じていたのだと思います。

    私も普段から挨拶時のユーモアは意識していましたが、どちらかというと緊張をほぐすため(自分もお客さんも)のポイント、というような使い方をしていました。
    ただ、この本にあるように、(ウケるウケないではなく)その場にとって適切なユーモアの入った挨拶のほうが、優秀に見える、ということです。

    1年前にこの本を読んで、そのような場面があるたびに、ワンユーモアをものすごく意識してきたし、それは良かったことだと思います。

    また、職場内でのユーモアも、あるだけで、生産性が増したり、オキシトシン等の幸せホルモンが分泌されるとのことで良いことばかりだと感じました。

    読書部のメンバーはユーモアに溢れたメンバーですが、その中でも負けないようにユーモアを発揮していきたいと思います。
    みんなで競い合えば、ユーモアセンス向上≒知的能力向上≒仕事の良い結果、につながると思っています。

    ↓メモ
    人びとが1日に笑う/微笑む回数は、23歳ごろから急激に減り始めることが明らか

    就職希望者がよい印象を与えるか、悪い印象を与えるかにおいて、もっとも重要な決定要素は、ジョークで笑いを取ったかどうかではなく、そのジョークが適切と見なされたかどうかだったのだ。

    その人が面白いかどうかはあまり関係なく、面接の場でジョークを言ってのける度胸があるかどうか(自信を感じさせる)、さらに、その場において適切なジョークかどう

    私たちが笑うと、脳内ではホルモンのカクテルが分泌され、ハッピーな気分になったり(ドーパミン)、人への信頼が深まったり(オキシトシン)、ストレスが緩和されたり(コルチゾールの減少)、ちょっぴり高揚感が湧いてきたりする

    私たちが仕事上のやりとりにもユーモアを効かせれば、同僚たちはこの効果抜群のホルモン・カクテルを味わえる。

    ユーモアのある感想を述べた人たちのほうが、「有能である」印象を与えた割合が5%高く、「自信がある」印象を与えた割合が11%高く、「地位が高い」印象を与えた割合が37%高いことがわかっ

    ユーモアのある感想を発表した研究助手をリーダーに選んだ人たちのほうが、はるかに多かったの

    ユーモアのセンス、すなわちユーモアを発揮しユーモアを解する能力があることは、知的能力測定と相関関係

    結局のところ、陽気さの文化は従業員にとって安全な場を生み出すのです。安心感があって、リーダーが恐怖ではなく陽気さでみんなを導いていると感じると、思い切って挑戦する意欲

    笑うと血流が増え、筋肉の緊張が緩むだけでなく★23、心疾患にかかわる動脈壁硬化が緩和されるなど★24、生理学的な効果がもたらされる。

    からで、「あるある」「ああいう人いるよね」などと、心のなかで相づちを打っているからだ。事実の共通認識はユーモアの基盤となる。

    「サピア・ウォーフの仮説」
    言葉は人柄や行動を形成する役割も担っていると考えている。簡単に言えば、機械的な文章を書いていれば、やがて機械のような行動を取るようになるということ。

    リーダーたちが弱みを見せれば、笑い物になるどころか、笑いが効果をもたらす。チームに信頼感が生まれるの

    さりげないユーモアが生まれやすい状況をつくること。そのためのいちばん手っ取り早い方法は、あなたが職場でいちばん気楽にふざけ合える相手とのやりとりを、みんなに見せること

    日常生活のあらゆる場面で観察力を発揮して、陽気さの火花を探してみよう(必ず見つかるはずだ)。あなたのパートナーや同僚や店員さんが与えてくれる、楽しい会話の糸口も見逃さないように。そういうスパークを見つけたら、携帯電話なんか見ていないで、すかさず酸素を送り込もう。炎を燃え上がらせ、火種をさらに大きくしよう。

  • この本を読む前から、ユーモアのある人って羨ましいなぁ!とか、ユーモアのある人になりたいなぁ!って思っていました。でも、どうすればいいのかわからずにいたところ、この本との出会いがあり、とても参考になりました。
    ユーモアは生まれた時から持ち合わせてるのではなく、訓練で育てていけると言うのも目から鱗でした。
    また、職場でのユーモアや陽気さの重要性や、その効果的な使い方なども学べました。こと職場でのユーモアはただのおふざけと勘違いされやすかったりして、上手に使えていないのが現状だったので、上手に使って、いい職場やリーダーを育てていけたらいいなと思いました。
    一方で間違ったユーモアの危険性も書かれており、ユーモアを誤った使い方で失敗しない為の方法などもあって、参考になりました。

  • 職場、家庭などにおいてのユーモアの重要性があらためて論理的に分かった。最近、特に仕事においては面倒であまりユーモア、笑わそうとかいう意識が抜けていたと反省した。やはりリーダーがユーモアや陽気さが欠けていると職場の空気は良くない。もっと自分にプレッシャーかけてユーモアを意識して行こうと思う。

    しかし、異文化のエピソードは全く頭に入ってこない。

  • ユーモアがなぜ必要なのかがわかりました。
    どちらかというと私は常にふざけているのでこっち側の人かなと思いましたが、最近歳をとるにつれてユーモアを忘れてきてる部分もあり、この本を読んでみました。本の内容の笑える部分はアメリカンジョーク的な感じでなかなか笑えなかったです笑
    が、ユーモアについてカテゴリー別に考えたり、科学的に笑いをとらえているところは勉強になりました。笑いも面白いこと言おうと思ってしまうので、クスッとくる大人な笑いを覚えていきたいです。どちらかというとすぐ下ネタに走ってしまう傾向があります。その点で言うと下ネタの知識はあるがそれ以外の一般常識や情報が著しく少ないのも原因かもしれないので読書の会で読書をし、教養を増やしていくこともユーモアにつながっていくんだと思います。これからはちょっとだけ勇気を出してその場で和やかになれる話を意識して会議や人とのコミュニケーションに使っていきたいと思います

  • 楽しいという感覚や感情はとても必要だと思っていて、ユーモアの才能がある人がとても羨ましいしそう出来たらなあっていつも感じています。

    家庭や職場でもユーモアはとても大切だと思うし、この作品を読んでもその必要性を更に感じました。
    ビジネスの面でも広告で通常考えるものとは全く違うものを使うことで見事に成功に辿りつくなどあって、ユーモア=アイデアの様な側面も自分的に読み取れました。
    どんな事でもアンテナを張っていないとアイデアも出てこないでしょうからいろんな事にも興味を持つ事も大事でしょう。
    これからは少し意識しながら会話しようと思いました。
    ユーモアの悪い例も記載があり、興味深く読めました。人との距離感は特に大事だと思いますし、自分も嫌な思いをしたこともあったのでその辺は気をつけたいなと思いました。

  • 新しい職場では、上司が朗らかな人なので、この本で取り入れた陽気さやユーモアが緊張をほぐし、関係を築くのに役立っていると思う。
    もっと早く読みたかったと思うほど、私の人格を好転させてくれている。
    一方で日々の生活には、雑多な事が多くイライラしがちな自分がいるので、そちらの方にも取り入れることができればと思う。
    笑えるジョークも結構あった。

  • ■読んだ動機
    SNSで良い本として紹介されていて、人と話すときにユーモアを入れられたりしないかなって思ったりして手に取った。


    ■感想(まとめ)
    結論。
    面白くなろうとするより、楽しむことに集中したほうがいい。
    面白いことが重要なんじゃない。大切なのは、一緒にいて楽しい人だと思ってもらえること。


    ユーモアの効果。
    - ジョーク、ユーモアが受けたかどうかよりも適切かどうかが大切。
    - 楽しませる意識より、一緒に楽しめる、緊張をほぐすユーモアがいいのだろう。
    - 余裕があり、賢く思われる。慕われやすくなる、などの効果もある
    - 一緒に笑うことで、印象に残る、良い人間関係が気づける。

    やり方
    - 3段落ちとかも紹介されていた。A, B時たらCと思いきやZを紹介
    - 具体的な情景や、固有名詞などを使う方が、笑いが起きやすい
    - 用意されたっぽいのではなく、その場の状況にあったような言葉、笑いをよういするといい



    ■以下よかった文章

    ### 序文

    - ユーモアを交えずに深い意義を伝えようとするのは、かなり難しいのだ。鼻につくし、押しつけがましいったらない。そんなのはうけないし、説教臭くなってしまう。コック帽をかぶったネズミの説教なんて、誰も聞きたくないだろう。
    - 大変な仕事に取り組むなかで、ふと陽気な瞬間が訪れる──そんなとき、私たちは意義を見いだすのだ。

    ### 第1章 ユーモアの4つのタイプ

    - いまどきの従業員たちは、もっと飾り気のない、人間らしいリーダーを求めている。
    - たとえばある例では、自虐的なユーモアを使うリーダーたちは、信頼性においても、リーダーシップ能力においても、部下たちに高く評価されている 。
    - 問題のあるリーダーたちは、自虐的なユーモアがもたらすメリットを過小評価しているのかもしれないが、実際に効果的なのだ。
    - ジョークが「うけない」場合、その原因は一様ではないし、笑いを取ったからといって、必ずしも「成功」したとは限らないのだ。
    - 就職希望者がよい印象を与えるか、悪い印象を与えるかにおいて、もっとも重要な決定要素は、ジョークで笑いを取ったかどうかではなく、そのジョークが 適切 と見なされたかどうかだった のだ。言い換えれば、その人が面白いかどうかはあまり関係なく、面接の場でジョークを言ってのける度胸があるかどうか(自信を感じさせる)、さらに、その場において適切なジョークかどうか(地位や能力の高さを感じさせる)

    - スイートハートはひたむきで誠実なタイプで、さりげなく振る舞うことが多い。よく練った控えめなユーモアを好む。その場の思いつきでジョークを飛ばすのではなく、スピーチやプレゼンテーションのなかに、くすっと笑わせるようなセリフを織り交ぜるのだ。
    - 「ユーモア監査」を受けた学生たちは(もうすぐあなたも受ける──読み進もう!)、世の中のどんな部分にユーモアを見いだすか、どんなことを面白いと思うか、誰がユーモアをもたらしてくれるか、どんなやり方でユーモアを発揮するのが自分の性に合っているかなど、日常生活におけるユーモアの微妙な部分に注意を向ける準備が整ったわけだ。

    ### 第2章 ユーモアの脳科学

    - 地位が高く知性が優れている人という印象を与え、相手の行動や意思決定に影響を及ぼす。こちらが提案したアイデアを覚えてもらいやすくなる。 つながり 知り合ったばかりでも信頼感が生まれ、打ち解けることができる。長く続いている間柄なら、なおさら満足感を覚える。 創造力 それまで見落としていた関連性に気づきやすくなる。リスクのあるアイデアや型破りなアイデアを思い切って提案できる。 レジリエンス ストレスが緩和され、挫折から立ち直りやすくなる。
    - ユーモアを使うことによってあなたの発言は興味深く感じられ、相手の記憶に残りやすくなる。
    - 一緒に笑えば、その場で親しみが生まれるだけではない。 人間関係を長期的に強化するのにも、効果的 なのだ。
    - あなたは夕食会に参加している。最初の料理が出されてから 30 分も経ったころ、参加者がひとり会場に入ってきて、申し訳なさそうに言う。 「遅れてすみません。来たくなかったもので」 笑える、と思った人、思わずにんまりした人もいるだろう。
    - あらゆるユーモアの核心には、事実が存在する。
    - 視聴者がそういうエピソードを観て笑ってしまうのは、自分のなかにも同じような認識があったことに気づくからで、「あるある」「ああいう人いるよね」などと、心のなかで相づちを打っているからだ。 事実の共通認識はユーモアの基盤となる。だから、 まずは「何か面白いことはないか」ではなく、「どんな事実が潜んでいるか」と、自分に向かって問いかけてみよう。そこからユーモアを見つけていくのだ。
    - 笑いもまた、意表を突かれたときに生じる。たとえば誰かが A をして、次は当然 B だろうと思いきや、 Z だったとか。社会科学ではこの原則を「不調和解消理論」によって説明

    ### 第3章 プロのコメディアンのテクニック

    - サラ・クーパーが学生たちに対し、「自分の生活を観察してみましょう」と言ったとき、まず着目すべきポイントとして挙げたのが、 コントラストや矛盾や対比が見られる点 だった
    - 「犬は地球のリーダーだ。生物には 2 種類あるとして、ひとつはうんちをするほう、もうひとつはうんちを拾うほう。で、どっちが偉いと思う」
    - 毎日走ってます。なんのための訓練かもわからないのに。だって、なんのスキルも身に付かないですよね。ジョギングが人生で役に立つことがあるとすれば、強盗に襲われそうになったときとか? 3 ~ 5 マイルくらい、しつこくあとをつけられたりしたとき。
    - 喜劇とは悲劇に時間を加えたものに等しい
    - 具体性や細部や色彩には、コメディーのオチを「まあまあ」から「絶妙」へと飛躍させる力がある
    - 効果的な比喩を生み出すには、特定の対象について自分自身が思うことや感じることと、その比較の対象についてほとんどの人が思うことや感じることのあいだに、共通の特徴を見つければいいのだ
    - 一般的で予想しやすい要素をふたつ挙げてから、意外な 3 つめの要素を挙げる
    - 目標は観客に特別な感じを与えることだ、とヘルツォークは言う。つまり、 自分たちのためだけにつくられたジョークだと感じさせる こと。彼が勧めるのは、自分に向かって問いかけてみることだ。「 いま、この場にいる人たち にとって、何が面白いだろう? 観客を笑わせるには、それがいちばん手っ取り早い、最高の方法なんだ。

    ### 第4章 ユーモアを仕事に活かす

    - 人びとが経験したできごとについてもっともよく憶えているのは、感情が最高潮に達した瞬間(ピーク)と結末(エンド)なのだ。
    - 笑いが思考にとって効果的なのは、笑うと新しいアイデアを受け入れやすくなるから

    ### 第5章 ユーモアとリーダーシップ

    - 「ユーモアは塩のようなもの」 だとドッドソンは語る。 やたらと使いたくはないが、ほんのひとつまみで大きな効果をもたらす のだ

    ### 第6章 職場で陽気な文化をつくる

    - ユーモアの 仕込み を感じると、意外性の肝心な要素が失われてしまう。だからこそ、 オチのセリフ はパンチのように降ってくるべきなのだ。聞き手の人たちが「ほら来るぞ」と身構えてしまったら、ノックアウトするのは
    - 「自分たちが目指すとおりのリーダーシップが実現するんです。会社のトップがリラックスして、ユーモアがあって楽しくやっていたら、ほかのみんなも、ほどほどなら見習っても大丈夫だと思えます
    - 即興コメディーにおいて何よりも重要なルールのひとつは、「イエス、アンド」というコンセプトだ。相方が何を言おうと(はっきりとでも、ぼんやりとでも)、こちらはつねに同意して、言葉をいう
    - ボトムアップ式で生まれた伝統のほうが、トップダウン式で押し付けられた伝統よりも、広く受け入れられる

    ### 第7章 ユーモアのグレーゾーン

    - リベラのコメディー理論は、ユーモアのグレーゾーンの微妙な色合いを理解するのに役立つ。彼女の理論では、 コメディーには事実、痛み、距離という 3 つの重要な要素がある。国の三権分立制のように(理論的には、の話だが)、この 3 つがバランスを保つことで機能するのだ
    - 事実 はコメディーの核心だ。私たちは、まさに事実だと思ったジョークを笑う。だがいっぽうで、つらい事実だったり、話題との距離が近すぎたりする場合は、無神経で人を傷つける不快なジョークだと受け取られかね
    - 痛み には、身体的な痛みも、精神的な痛みもある。恥ずかしい思いや、気まずい思いを味わうことから、悲惨な体験やトラウマまで、痛みは多岐にわたる
    - 痛みと距離は密接に関連しており、距離の程度によって、聞き手がそのジョークのテーマについて、どの程度の痛みを感じるかが決まっている
    - 多くの場合、「上司のユーモア」は自虐的になりがちだ。なぜなら地位が高くなればなるほど、ほかの人をからかうのは「パンチ・ダウン」になってしまうから。そのためリーダーが自分を卑下するのは謙虚な印象を与え、みんなと通じ合える親しみやすい存在に見えるだけでなく、やっぱり地位の高い人はさすがだ、と思わせる効果がある
    - それとは逆に、地位の低い人が自虐的なことを言った場合は、「やっぱりその程度か」と思われてしまうので、注意しよう
    - つまり経験則としては、 出世すればするほど、他人をからかうよりも自虐的ユーモアでいくこと
    - 言うまでもなく、ユーモアは文脈によって左右されるため、リビングルームで通用するジョークが、役員室でも通用するとは限らない。職場では、 PG‐13 を厳守しよう
    - 人びとが最期の日々に口にした願いごとを聞いていくうちに、そこにはいくつかの一貫したテーマがあることに、ジェニファーは気づいた。すなわち、「大胆さ」「自分らしさ」「いま、この瞬間」「喜び」「愛」 の 5 つだ。 私たちは 6 年以上に及ぶ共同研究を行ってきたが、ユーモアと陽気さはこの 5 つのうち、どの願いをかなえるにも強力なツールとなり、ひいてはよりよい生き方に役立つことがわかったの
    - 他人の意見を変えようとするのは、時間の無駄。自分のやりたいようにやろう。それを他人が気に入るかどうかなんて、気にしない
    - いま、この瞬間 「かけがえのないひとときを、もっとちゃんと味わえばよかった」
    - 喜び 「もっと笑えばよかった──あんなに気難しく考えるんじゃなかった」 喜びは幸運な偶然ではなく、選択するもの。私たちがみずから探し求めるもの
    - 愛 「愛してる、ってもう一度言えたらいいのに」 愛があるところには、ユーモアもあるはず。誰かと一緒に笑い合うことほど、たやすく気前よくできることはない。はかない瞬間ながら小さな愛の表現
    - 私の経験では、人は自分が心底愛するもののために尽くす。友人を愛する者は友人のために尽くす。コミュニティを愛する者はコミュニティのために尽くす。カネを愛する者はカネのために尽くす。自分だけを愛する者は自分のためだけに尽くすが、そんな者に寄り添うのは、自分だけ
    - 面白くなろうとするより、楽しむことに集中したほうがいいということです
    - 面白いことが重要なんじゃない。大切なのは、一緒にいて楽しい人だと思ってもらえることだと。一緒にいて楽しい、と相手に思ってもらえるような方法は、いろいろあります
    - 僕は弔辞のなかで、亡くなったその友人のことが大好きだったと語りました。その理由も、彼との思い出話もね。話があまり重くなりすぎないように、ところどころユーモアを交えながら。 そのとき気づいたんですが、何を言っても実際より 10 倍は面白く受けとめてもらえるんですよ。それもやはり、みんなの気持ちが高まって結ばれていたからでしょう。 だから、愛があれば──その近くにユーモアも存在するということ

  • いつでも、どこでも、誰とでも、ユーモアを持てるような余裕が欲しいですね。最後のインタビューが読み応えがありました。

  • ユーモアがもたらす多くの素敵な効果とともに、
    どのようにユーモアを磨いていくかを学び考えさせてくれる書籍です。

    本書の書き方もユーモアたっぷりな表現が使われていて、読みながら笑えてきます。

    笑っているのに楽しくないことなんてことは無いですよね。
    今後もずっと笑い続けて生きていく為に、学んだことを活かしてユーモアのセンス磨いていこうと思います!!

  • アメリカ人は読んでください
    ユーモアが大事だって本。日本人の私には役に立たない。。だって文化が違うもの。アカデミー賞で自身の妻をネタにされたウィル・スミスがクリス・ロックをビンタした事件があったけど。日本では「ウィル・スミスさん漢だ!」ってなったけど、アメリカではウィル・スミスはアカデミー賞会員をクビになりました。そう、アメリカではジョークは文化だけど、日本では違うのよ。日本的にいうなら、「ダジャレで言っちゃいな!」ってタイトルにしないとね。

    【引用】
    * 遊び心のある文化は、とくにチームにとってリスクの高い場面や困難なときこそ、しなやかに乗り越えるのに役立つ
    * ユーモアを効果的に使うコツのひとつは、空気を読んで、その場にふさわしい態度や話し方に切り替えること
    * 自分が楽しい気分になれる理由を探すマインドセットは、習慣になる
    * ユーモアこそ、企業文化から恐怖を遮断するのに最も効果的なツール

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著者プロフィール

ジェニファー・アーカー
スタンフォード大学ビジネススクールのゼネラル・アトランティック・プロフェッサー、行動心理学者
目的と意義が個人の選択に及ぼす影響や、テクノロジーが人間の幸福や企業の成長にプラスの影響をもたらす可能性に関する研究の第一人者。博士の研究は主要な学術誌に幅広く掲載されているほか、『エコノミスト』『ニューヨーク・タイムズ』『ウォールストリート・ジャーナル』『アトランティック』『サイエンス』などの主要紙誌でも紹介されている。Distinguished Scientific Achievement Award(科学部門顕著業績賞)、MBA年間最優秀教授賞などを受賞。個人的には、1980年代初めのダンスコンテストで優勝を飾ったのが最大の偉業。

「2022年 『ユーモアは最強の武器である』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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