モブ令嬢テサシア・ノーザランは理想の恋を追い求めない。【電子書店共通特典SS付】 (アース・スター ルナ) [Kindle]

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  • 社交シーズン始まってすぐの夜会で、王太子が婚約者である公爵令嬢を、異世界から来た聖女に数々の悪行を働いたとして断罪。婚約破棄をし、聖女を新たな婚約者とした。王太子の側近のような存在、侯爵令息ルートヴィッヒも、婚約者が公爵令嬢と共に聖女を辱める行為をしていたため婚約を解消した。田舎にある男爵家の娘テサシアは、兄と共に遠巻きにそれを見ていた。
    地元では神童と呼ばれていたが王都では大した事ない、田舎の男爵令嬢なんて“モブ”だと思っているテサシアが、“推し”であるルートヴィッヒとひょんな事で知り合い、求められるお話。

    異世界から来た聖女は出てきますが、主人公は転生者でも何でもなかったです。


    ヒーローの切り替えの早さについて行けませんでした。
    「さようなら、かつて愛した人よ」と呟いたのは何だったの?と思ってしまいました。(すでに過去形でしたけど。)
    侯爵夫人がルートヴィッヒと婚約者は政略的な婚約で、ルートヴィッヒは婚約者と仲は良かったけど恋はしてなかったって言ってましたが、恋はなくても愛情はあったんですよね?
    婚約者に相談して欲しかったって言ってましたが、ルートヴィッヒは婚約者にまえもって注意したり、相談を促したり、手を差し伸べたりしたんでしょうか?

    主人公のテサシアも、ルートヴィッヒが婚約者と別れて「さようなら、かつて愛した人よ」って言ってるのに、「きゃー! 耳が蕩けそうよ!」でいいのかなーと。
    “推し”だったから声が優先されたのかもしれませんが、心中察する気持ちもあっても良かったんじゃないかなーと思いました。

    聖女は、周りの思惑で常識を与えられなかったり、王太子に婚約者がいると知らなかったとしても、学園に通ってて令嬢に絡まれたなら気付く機会いっぱいあったと思うんですが。
    てか、王太子が側にいたなら王太子が教えてあげて、女性騎士でもなんでも生徒として潜入させて側に置いて王太子は離れとけばよかったのにと思いました。

    クライマックスで、爆発する!?どうなる!?ハラハラする!で次のページ→章タイトルでネタバレw
    ハッピーエンドだと思って読んでいるので無事に帰還するとは思っていましたが、おいネタバレ!!wって思わずツッコミました。
    「わたし、ルートヴィッヒ様が好き」も結構ネタバレに感じました。
    分かってた、分かってたけどって感じw

    テサシアの兄が素敵でした。
    頼りなさそうな感じなのに、戦に出ると言ったシーンがカッコ良かったです。

    ルートヴィッヒの弟が天使でした。
    イラストも最高。

  • ヒロインの語り口が好みではないのですが楽しめました。あとがきに書かれていた、この小説の元になった一節は好きです。同じ様な一節が後半にも欲しかったなあ。

  • 構成がとてもしっかりしていて読みやすかった。婚約解消ものだが、ままならない恋心の描写もよかったと思う。良い悪いではないが、キャラクター名の元ネタに気がついてしまうと「ああ“~」となるタイミングがいくつかあった。

  • ルートヴィッヒのことが大好きなテサシア。それでも自分のことを見てもらおうとか、付き合いたいとか全く思っていないのが面白い。元々、ルートヴィッヒに婚約者がいたこともあるだろうけれど、それだけが原因ではなさそうだし。色々な面で優秀なのにイマイチ自覚していないテサシアが、自分のことを平凡だと思っているのはもどかしくもなるけれど、テサシアのことをしっかり評価して言葉にしてくれる人たちに囲まれているうちに変わっていくのかな。と思った。お互いのことを大切に思っているのが伝わってくる2人の関係が心地よく、もっと見ていたくなった。

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