図解入門ビジネス 最新 Web3とメタバースがよ～くわかる本 [Kindle]

著者 : 長橋賢吾

• 秀和システム (2022年8月9日発売)

感想・レビュー・書評

[アヒル殿さんの感想 · 2022年9月23日]

web3やメタバースについて、比較的マクロな視点でまとめられているのかなと思う。
ゲームでのソーシャルな蓄積や技術的な蓄積が重要になるのはよく分かるなー、と。

また、結局の所これらはゲームやアバター、デジタルコンテンツや仮想通貨によるエコシステムまでに留まっていて、どれだけ社会変革を起こし得るものなのかはあまり読み取れない。

つまり、少なくともweb2.0と言われている時代のプラットフォーマー達は結果論的にいろいろな影響を生活にもたらしたと言えるのに対して、本書からこれに対応する示唆は得られないように思う。

１点、結局よく分からなかったのがメタバースとweb3が対局にあるような解説がされているところだった。一周りして、web3ってなんだったっけ？という気分になる。

web3についてはまだ自分の解釈がフワフワしているので、引き続きフォローしていきたい。

著者プロフィール

慶應義塾大学環境情報学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修了、2005年東京大学大学院情報理工学研究科修了。
博士（情報理工学）。英国ケンブリッジ大学コンピュータ研究所訪問研究員を経て、2006年日興シティグループ証券（現、シティグループ証券）にてIT サービス・ソフトウェア担当の証券アナリストとして従事したのち2009年3月、フューチャーブリッジパートナーズ（株）設立。経営コンサルタントとして、経営の視点から、企業戦略の策定、経営管理、IR支援、M&A、資金調達を実施する。（株）アプリックス代表取締役兼取締役社長。

「2022年 『図解入門ビジネス 最新 Web3とメタバースがよ～くわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」