- Amazon.co.jp ・電子書籍 (215ページ)
感想・レビュー・書評
-
自分と違う世界線を生きている方だなぁと思いました。
そのためか気づけば小説を読んでいる気持ちになる部分も!個人的にですが...
弘中さんは、あまり目立つタイプではなかった(そんな事はなさそうですが笑)ため、みんなが当たり前にすることは当たり前の事は当たり前にする。をモットーにしていらっしゃるとか、勉強は才能がなくてもやればやった分だけ伸びるからしていた。と書いていました。
この考えは一般的に受け入れられ易い、社会でやっていきやすい考えだと思いました。しかし、私としては
「うーん、そうなのかなぁ?」と思ってしまった部分もありました。
何故なら弘中さんと私は、対極にあると言える程性格や環境が違ったからです。勉強をやった分だけ伸ばす、当たり前のことのことを当たり前にこなすってとても難しいことだと私は思います。(小中高の私は、弘中さんが言うキラキラ組に属していた人間でした。勉強も悪くはないですが、如何せん凡事徹底が出来ない訳です。これは学生では笑って許されても、社会人になってからは重大な欠点になることは間違いなさそうです。)
そんな私が「これってできて当たり前だよなぁ、やる気あるのかなぁ」とアシスタントさんに弘中さんが思っている場面は、批判的に読んでしまいました。「その当たり前がすごく難しいんだってば!」って。
やっぱり人間ってないものねだりなもので、突出した何かがないと思っていた著者は私みたいな人間を、(おこがましく聞こえますが許してください)私みたいなちょっと周りと違う人は、みんなができる事を当たり前にできる人が羨ましいと思ってしまうんだなぁと勝手に感じていました。
その一方で、この考えすごくいいな。弘中さんここまで物事を深く考えているのか..と痺れさせられた所もありました!
特に印象に残っているのは、私が持っている何かという章にてテレ朝の最終面接で著者が言った言葉。
「私は正直、ここまで残った理由が分かりません。けど、残ったってことは、何か自分が持っているんだと思います。その何かを信じて頑張りたいと思っています。」
これを聞いて、私も自分が持っている何かについて考えるキッカケをもらい、これから発見する自分にしかない何かにとてもワクワクしてきました。
こんな新しい視点や中学受験や変わった女子校エピソードは本書に出会わなければ、知る由もないなかっただろうなと感動しました。
私から見ると弘中さんの人生はとってもクールだと思います。そして私の人生はアンクールだと思っています。(みんな自分の生き方にクールなんて言える人はひと握りもいないんじゃないかな.笑)でも、自分の人生を振り返った時に、「あの人の生き方かっこよかったな」って人を素直に認めたり、「自分の生き方もクールだったじゃんっ」て少しでも思えるような生き方をしたいと思いました。
自分が社会人になってから本書をまた読んでみたいです( ˶˙˙˶)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
弘中アナは賢い人だなぁと思った
日々なんとなく生きずに、都度なにか感じたり考えたりしながら生きていきたい。 -
同年代のエッセイなので面白かった!
-
テレビ朝日の大人気アナウンサー弘中綾香さんの学生時代を書いた本。
目立つ生徒ではなかったという話ですが、書いてあることを読んでいたり、今の活躍を見ていると絶対にそんなことないですよね。アメトークのプロデューサー加地さんが以前話していた面接でのフリートークが抜群に面白かった話とかからもわかります。
ただこの本を読むとそれが元々備わっていた才能のみではないこともわかります。当たり前ですが、弘中さんが経験してきたことが今の弘中さんを作っている。彼女の考え方を全肯定することは多分ないでしょうけども非常に興味深い本でした。
小手先のことをしようとするより、すでに自分が持っているもの、経験を大事にした方が良い。ということが胸にスッと染み込みます。