スイッチ 悪意の実験 (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 面白かったけど、スイッチを押す/押さないに終始してほしかったなぁ〜
    宗教の話とか、精神の話とか、最終的にそっちになっちゃったのがなんか残念。
    まあ青春小説ですね。

  • 案外早くスイッチを押されたので拍子抜けしてしまった。でも、そこからが醍醐味というか、話がどんどん深くなっていく様は読んでいて痛快だった。
    純粋な悪と中途半端な善意が対義語であることも納得してしまった。
    ただ、ちょっとだけ非現実的な要素も加わわるから、最後まで山場が来ないような印象もうけた。
    文庫本で500pとやや長いが、時間があれば1日で読み切れるような読みやすさ!

  • 謎を追っていくところはよかったのだが事件の真相や犯人は一捻りあるものの好みではなかった。

  • 人物像を想像するには提供される情報が少ないので、
    登場人物に感情移入することはなかった。
    人物像がもっとはっきりしているとオチをもっとドラマティックに感じられただろうに、少し惜しい感じがする。

    テンポよく読める文章で、読後の疲労感は心地よかった。

  • 本屋のポップに惹かれて買いました。
    序盤のなんのスイッチなのかの説明パートとかはワクワクして読み進められました。
    ただスイッチの仕組みがわかるとん?となりました。
    押させる動機弱くないと。
    自分だったらスイッチ押さずに(むしろスイッチのことなど忘れて)1ヶ月余裕で過ごす自信あり!笑
    動機が弱いからスイッチに関心があり過ぎるメンバーに違和感だったし後半はスイッチとは関係ない方向に進んでしまってあまり楽しめなかった。。

  • スイッチを押すかどうかの心理戦。
    ではなく、若者の話。
    それはそれで面白かった。

  • 展開が目まぐるしく変わっていく物語だった。自分がこの状況に置かれたらどうなってしまうだろうをずっと考えてしまい背筋がゾッとするような想像をしてしまったこともあった。少しずつ明かされていく謎は立場が頻繁に入れ替わり、純粋な悪かそれとも感情など存在せずただ利己的な計算のものか ずっとモヤモヤ考えてしまう本だった

  • ふむ

  • 誰も押さないと思われていたスイッチを誰かが押してしまい、犯人(?)探しを行う展開からどんどん予想外の展開に。予想外過ぎてページを捲る手が止まりませんでした。

  • 幸せそうなパン屋一家がいる。場所も悪く、援助者の資金援助が途絶えると廃業になる。

    一般的な人を6人集めて、毎日1万円を与え、実験終了の30日後には100万円が貰える。期間中、スイッチというアプリが準備され、スイッチが押されると資金援助を止める。押しても押さなくてもフルで金は貰えるし、押された事は最終日まで解らないし、押した人が誰かは秘匿される。

    という実験。結果、最終日に主人公の携帯が盗難され、その携帯からスイッチが押され、パン屋は破滅した。

    ところが、そのパン屋で旦那が妻に殺される。そして旦那は元々保育園の園長で、主人公を昔保育園から掘り出して潰された宗教団体の教祖だった。

    最終的に、友達男がスイッチを押した人。それは殺人を目撃し、子供のアリバイを作るため。実は殺人の後にスイッチを押した。死体は切り刻んで冷凍解凍を繰り返したので死亡時期が曖昧に。

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著者プロフィール

1978年京都府生まれ。第63回メフィスト賞受賞。デビュー作『スイッチ 悪意の実験』が発売後即重版に。「王様のブランチ」(TBS)で特集されるなどで話題となる。2作目の『時空犯』は「リアルサウンド認定2021年度国内ミステリーベスト10」で第1位に選ばれ、今作が3作目となる。

「2023年 『エンドロール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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