邪宗館の惨劇 作家・那々木悠志郎シリーズ (角川ホラー文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 読み始めたらスルッと入り良く、そしてすぐに没頭してしまう面白さでした!
    何度もくる盛り上がりが長く激しいジェットコースターに乗せられているようなスピード展開。
    タイムループ、クローズドサークル、カルト宗教、阿泉先生テイストが光るホラーと、色々贅沢なホラーミステリー体験でワクワクしました。変わらず痛怖かったですけど!(笑)
    これでもかの謎と恐怖と驚愕の真相、そして胸が切なくもなるけれど、お互いが想い合う温かな心に触れられる物語でもありました。
    伏線回収もスッキリ。裏辺さんとのコンビもコミカルで好き。ちょっと大人げない(笑)会話の遣り取りは緩和剤。
    那々木先生サイドはまだまだ何か不穏なるものがあるようなので、これから対峙する事になるのかな?と思いつつ、あの方の死に何があったのかも気になる所。続刊が待ち遠しいシリーズです。

  • ちょっと前作に比べると内容が薄い気か・・・
    シリーズ物になってしまうと、中継ぎ的作品が出てきてしまうのがイマイチ
    単独でも読めて、シリーズでもあるというのは、非常に楽しめるので歓迎すべきなのだが
    人宝教VS那々木で進むのはあまり興味を引かないかな
    第1作目の真祖などは、ミステリ作品としても秀逸だと思ったりで、今作も、やはりそのあたりはよくできているんだけど

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著者プロフィール

北海道出身、在住。『ナキメサマ』(受賞時タイトル「くじりなきめ」)で第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈読者賞〉を受賞し、デビュー。他の著書に『贋物霊媒師 

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