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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (389ページ)
感想・レビュー・書評
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めちゃくちゃおもしろい!
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探偵も登場しサスペンスドラマさながらの展開。
若者達を蝕む社会の闇、そしてあのカルト宗教団体の内幕(なかなかリアルに描写)をのぞき見るようで一気に読めました。
小説はフィクションとは言え、これが描かれた当時、私の街でも駅前には様々な宗教系の勧誘の人達がうろつき、怪しい活動があったのを思い出します。
インターネットやSNSによる情報も繋がりも無い当時、良くも悪くも人との「直接的な繋がり」が人生を決めて行ったんですね。
小説は後半、救出作戦を経て小説らしい結末へと向かいますが、実際の被害者にとっては問題はまだ続いてることを思うとやるせなさと憤りを感じます。
当時のこと、あの団体のことを良く知らない方はぜひご一読を。著者の取材力とこの問題への執念を感じる一冊です。
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