85歳、「好きなこと」を続けるごきげん暮らし [Kindle]

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    ── 小畑 滋子《85歳、「好きなこと」を続けるごきげん暮らし 20221117 大和書房》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/B0BMVCDQF9
    [Kindle]
     
    …… 心が健康で100歳!大歓迎 79歳で夫を亡くしました。
     
     20代の初めに結婚し、50年以上も連れ添ってきましたから、やはりショ
    ックは大きいものでした。しばらく、心が空洞でした。そんなとき「つ
    るとはな」(株式会社つるとはな)という雑誌で「call」の求人広告に
    出会ったのです。
     
    「つるとはな」は、小さな出版社が出している「年上の先輩の話を聞く
    小さな場所」をコンセプトにした雑誌です。大好きで毎号、隅から隅ま
    で読んでいました。そうしたら、第3号の折込みのページに「年齢は問
    いません。人生経験豊富な方、心が健康で100歳! 大歓迎です」と「c
    all」の求人広告が!
     
     え? 100歳でもいいの? 驚きました。
     
     それまで、とくに働くことは考えていませんでした。子どもたちが小
    学校に通うようになってから、カルチャースクールの洋裁教室の講師を
    務めていたこともありますが、基本的には主婦として生きてきました。
    夫も勤めていましたから、経済的な心配はしたことがありませんでした。
     
     でも、なぜかこの求人広告には心を動かされました。
     
     ミナ ペルホネンのこと、じつはずっと知らなかったのです。求人広
    告を目にするちょっと前に、皆川明さんと松浦弥太郎さんの対談本『ミ
    ナを着て旅に出よう』(文春文庫刊)を図書館で借りて読んで知りまし
    た。それで、ちょうどミナ ペルホネンに興味をもっていた時期だった
    のです。
     
    ●初めて書いた履歴書
     いま考えても、あのときの自分の行動力には感心してしまいます。
     
     文房具店で、生まれて初めて履歴書を買いました。履歴書なんて書い
    たこともなかったので書き方にも迷いましたが、とにかく一生懸命書き
    ました。なにを考えていて、いまどういうふうに生きているか、という
    ようなことです。
     
     そうしたら、「call」から面接の連絡がありました。
     
     面接の日は、お店がある東京・青山のスパイラルビルに少し早めに着
    いたので、1階のカフェでコーヒーを飲みました。ああ、おいしいと思っ
    たの。でも、遅刻したらいけないと思って、半分くらい残して9階に上
    がりました。
     
     何十年ぶりかの面接でしたが、とくに緊張はしませんでした。なにを
    質問されても、ありのままを素直に答えました。年だけは重ねています
    から、無理に自分を大きく見せるつもりはないし、こんな私でよければ、
    と自然体で挑みました。
     
     何週間かして、お手紙をいただいて、あら合格したんだわ、と。どこ
    を気に入っていただいたのか…。そこから勤め始めています。
    https://esse-online.jp/
     
    (20230529)
     

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