破局 (河出文庫) [Kindle]

著者 :
  • 河出書房新社
2.48
  • (2)
  • (3)
  • (3)
  • (8)
  • (5)
本棚登録 : 126
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (113ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 意外と一気に読めたのだが、何が言いたいのかよくわからないものだった。
    主人公陽介の心情は独特で全く共感出来ず、面白さが私にはわからなかった。

  • なんかの本に登場したのか、誰かが勧めていたのか…
    忘れてしまったけど、なぜか「読みたい」登録をしていた本作。
    図書館にあったので手に取る。

    前情報を入れないで読んだのでどんな話か全く分からずに読んだけど、思ったより面白かった。ただ、「私」という一人称でゴリゴリの運動部の主人公が、冷静に淡々と話を進めていく文体と、ふざけて恋人を笑わせたりする人間性がうまく繋がらなくて不自然さを感じてしまった。
    あとは、登場人物全員アホだと思った。

    穏やかな描写から、どんな最後になるのかと思いながら読んでいたけど、突然話が急展開してかなり驚いた。でもきっと人生の中で転落していくのって、このくらいのスピード感で、あっという間に取り返しのつかないことになるんだろうな、とじんわりと恐怖を感じた。

    (本当にどうでもいいことなんだけど、日刊ゲンダイのあらすじ紹介にラグビーをアメフトと書かれていてなんかずっと気になっている…。確かに"ラグビー"というワードは出てこないけど、アメフトはスクラム組まないし、スタンドオフというポジションもないのです…)

  • 元、高校のラクビー選手、今は三田にある大学の4年生。
    自慰と彼女との性交の描写が面白い。
    性欲の強い彼女。

    主人公の独白、ユニーク。

  • 主人公が掴みどころがない。
    自分に起きた出来事もどこか他人事のような対応。
    終始ストーリーに虚無感が蔓延っていた。
    芥川賞っぽい。

  • さっぱり意味が分からない。
    何のストーリーもない。
    雰囲気を楽しむ小説?と、思ったけど、それもない。
    一体何が評価されたのか。。。
    少なくとも私にはあわなかったみたいです。

  • 櫻井敦司さんの息子さん。
    独特な感性を作品から感じます。
    人の頭の中のおしゃべりを全て
    みたことのない作りに
    面白さを感じました。

  • よく分からなかった。何も感じない

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

1991年生まれ。2019年『改良』で第56回文藝賞を受賞しデビュー。2020年『破局』で第163回芥川龍之介賞を受賞。他の著書に『教育』がある。

「2023年 『浮遊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

遠野遥の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×