土に贖う (集英社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 北海道にまつわる短編は、私にとっても身近な街が舞台で、フィクションではありますが、「昔はそうだったのか」と、実際の人の営みが想像できて、とても良かった。

    またアホウドリにまつわる短編は、ことの他感じるものがあった。
    私自身、ここで書かれている「鳥島」に数回行ったことがあり、それもまた過去のことを強く思い起こしてくれる小説でした。

    北海道在住で書かれている河崎さんの本をもっと読んでみようと思いました。

  • ボロの木綿の着物を着て蚕の餌を集める少女に、木造長屋に住みながらレンガを作る人々…

    シルク製品、ハッカ油、フェレットの毛皮、レンガなど北海道で勃興したさまざまな産業に従事した人々に光をあてたプロレタリア文学でした。

  • ふむ

  • 教科書にない庶民の日本の歴史

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著者プロフィール

1979年北海道別海町生まれ。2012年「東陬遺事」で第46回北海道新聞文学賞、14年『颶風の王』で三浦綾子文学賞、15年同作でJRA賞馬事文化賞、19年『肉弾』で第21回大藪春彦賞を受賞。『土に贖う』で新田次郎賞を受賞。

「2020年 『鳩護』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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