- Amazon.co.jp ・雑誌 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 4910159231230
感想・レビュー・書評
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恐竜の骨の化石から、その恐竜がどんな姿をしていたのか復元する…そのプロセスについて、考えてみたこともなかった。骨の全てが発掘できるわけもなく、今生きている動物の骨や筋肉の動きから推測するとか、全く未知の世界だった。姿や形がどうだったか復元するのも難しいけど、どうやって生活していたかという「暮らしの復元」はさらに難しいらしい。
世の中にはいろんな「たくさんのふしぎ」がある。「それ知って何になるの?」とかついつい思ってしまうけど…。何の役に立つかは置いといて、興味を持つことはおもしろい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人類が生まれるずっと前に絶滅して、骨がのこっているばかりで実物はみたこともない恐竜たちの姿かたちをどのように復元するのか。手探りで想像するだけだった段階からいまは研究が進み、現存の動物たちの生態や解剖学、物理学などの知見や最先端の分析を総動員して、骨の組み方、肉の付き方や姿勢など、修正されてきていることがたくさんあることがわかる。骨としてのこらない皮膚の色や毛の有無、歩き方、食べ物などまだまだ検討の余地のあるところはたくさん残されていて、この一冊をきっかけにして古生物研究にとびこむ子どもがきっと出てくると思える一冊。
著者の犬塚則久さんは「しっぽがない」(2015年8月号、単行本化済、この本もすごくおもしろかった!)に続く作品で、絵の廣野研一さんは「かがくのとも」「たくさんのふしぎ」ではもうご常連。 -
図書館本。こちらも長女の「面白い」が出た本。化石は語る、がその化石は一部しか発見されないことが多く、残りの部分を推測していく様が良く分かる。足の骨の発見から、骨格はワニ型だったのかサイ型だったのか、など。
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子どもの恐竜入門書としてだけでなく、大人が読んでも面白いです。化石というわずかな物的証拠から研究者たちがいかにして図鑑や博物館で目にするいきいきとした恐竜の姿を復元しているのか、その入門的な解説書です。