光るきのこ (たくさんのふしぎ2023年6月号)

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  • Amazon.co.jp ・雑誌 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 4910159230639

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  • 光るキノコの存在を初めて知った。
    光るキノコを研究している科学者ではなく、光るキノコを全国に追い求め、撮っているカメラマン、というのも意表を突かれた。
    大人になっても夢中になれるものがある、って素晴らしいし、羨ましい。

  • 闇夜にぼうっと緑色に光るきのこ、神秘的でこの世のものならぬ景色と思えるのに、高温多湿な日本の各地でちょっと気をつけてさがせば見られる景色だということに大いにおどろかされた。ただの写真集ではなく、ドキュメンタリー風にお話が展開していくのがいい。写真を撮るために各地を訪ね歩き、同じ場所を時間をかけて観察しながら、きのこの存在によって自然の循環する姿からきのこが光る理由まで思いを巡らせる著者といっしょになって、読者も「ふしぎ」と向き合うことができる。

    著者の宮武健仁さんはこれまでも桜島やホタルなど闇に光を放つものをテーマに「たくさんのふしぎ」を何冊か手がけている写真家。

  • きのこがこんなに明るく光るとは知らなかった。発光生物専門の学会があるのも興味深い。

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著者プロフィール

宮武健仁 1966年大阪生まれ、徳島育ち。紀伊半島で水をテーマとして撮りはじめ、郷里の吉野川を中心に四国の水のある風景を撮り歩く。2009年に桜島の噴火を見て以来、大地のマグマの「赤い火」の迫力と、火山国の日本の各地にある地球の活動が感じられる風景と、その近くを流れる清流と、そこに暮らす光る生き物たちを追って全国を旅する。桜島の赤く光る溶岩や、ホタルの緑に輝く川、ホタルイカの青く輝く浜などの光景が評価されアメリカへも招待された。写真集に「四季紀伊」「清流吉野川」(ともにクレオ)「生きている大地『桜島』」(パイインターナショナル)「Shine-命の輝き-」(青菁社)などがある。 「日経ナショナルジオグラフィック写真賞2013」グランプリ受賞。

「2021年 『桜島の赤い火』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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