全部ゆるせたらいいのに(新潮文庫) [Kindle]

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  • 冒頭は千映と夫とのすれ違いを描いていて、このまま夫婦が離婚してしまう話なのかと思ってしまった。第2部は千映の母親が主人公となり、ここで千映の父親がアルコール依存症で家族を苦しめているという本作の主題が登場。この父親が最後まで作品を牽引するのだが、なんだろう、こんな父親を主と大変なんだなあという感じがするだけで、ちょっと今一つだったかな。

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著者プロフィール

1979年福岡県生まれ。東京都立大学卒。2016年「西国疾走少女」で第15回「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。2018年、受賞作を収録した『1ミリの後悔もない、はずがない』(新潮文庫)でデビュー。他の著書に『愛を知らない』『全部ゆるせたらいいのに』『9月9日9時9分』がある。

「2022年 『悪と無垢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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