SPY×FAMILY(11)2023
初版発行2023年
デジタル版発行2023年
『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)は、遠藤達哉による日本の漫画。『少年ジャンプ+』(集英社、以下『J+』)にて2019年3月25日より隔週月曜更新で連載中。
遠藤にとって3作目の連載作品。赤の他人だったスパイの男、殺し屋の女、超能力者の少女が「仮初の家族」を築き、「家族としての普通の日常」を送るために日々のトラブルと奮闘するホームコメディ。
本作の連載開始と同日発売の『週刊少年ジャンプ』(集英社)2019年17号には、本作の予告漫画が掲載された。1巻発売直後の32号、2巻発売後の47号にも読切の出張掲載が行われた。
閲覧数・コメント数・発行部数における最高記録を次々と更新するなど、『少年ジャンプ+』史上初の大ヒット作となった。
2022年にテレビアニメSeason 1が分割2クールで放送された。2023年にはミュージカルの上演、テレビアニメSeason 2の放送、劇場アニメの公開が予定されている。
あらすじ
世界各国が水面下にて、熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。東西の間に鉄のカーテンが下りて十余年、隣り合う東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)の間には仮初の平和が成り立っていた。
西国から東国に送られた西国一の凄腕スパイ・黄昏(たそがれ)は、東西平和を脅かす東国の政治家ドノバン・デズモンドと接触するため、偽装家族を作ってデズモンドの息子が通う名門イーデン校に養子を入学させる任務オペレーション〈梟〉(ストリクス)を命じられる。黄昏は精神科医ロイド・フォージャーを名乗り、養子を探して孤児院で少女アーニャと出会う。ロイドは知らないがアーニャは心を読むことができる超能力者(エスパー)で、彼の心を読んで賢いふりをしたため、難関イーデン校に合格できると考えたロイドは彼女を養子にする。実はそれほど賢くないアーニャにロイドは四苦八苦させられるが、なんとか筆記試験に合格。しかし次の面接試験に「両親」揃って来るよう指示されたため、ロイドは急いで妻役の女性を探すことになる。
その矢先、2人はヨル・ブライアという女性と出会う。彼女は公務員をする傍らいばら姫のコードネームで密かに殺し屋をしていたが、東国では妙齢の女性が独身でいるのは不自然とされ通報されるリスクがあるため、形式上の恋人を探していた。心を読む能力によってヨルが殺し屋であることを知ったアーニャは、好奇心からヨルが母親になってくれるよう仕向ける。恋人役を探していたヨルと、妻役を捜していたロイド、そして「わくわく」を求めるアーニャの利害が一致し、3人は互いの利益のために素性を隠しながら、即席家族としての生活をスタートさせる。
以上のようにWikipediaで紹介される作品。
MISSION67、68ではいつもの1話完結型の日常的な話。
相変わらずユーリの狂気には驚かされるが・・
ただ最もスパイファミリーっぽい話でもある。
MISSION69から巻末までバスジャック編が始まる。
首に爆弾?をつけられた時はかなりヤバいと思わせつつ、やはり子供相手だったのかあくまでおもちゃだったのが幸いだ。アーニャの心眼で到着予定場所を知らせることが出来たことが今回の犯行の抑止につながった。
まあ、良い展開だなと。
ダミアン母の妙な両極端の心理が描かれているのは一体どういうことなのか。
母ヨルと会談していた時も少しそういう妙な反応があったが・・・
今後明らかになってくるのだろうが気になる。
あとは保安局(秘密警察)とバーリント市警(通常の警察)の反応の違いも・・・
まあソ連とかこんな感じだったんだろうか。
アーニャの身代わりで首爆弾をつけられようとしたダミアンも良い。
ただ結局お揃いで首爆弾をつけられてしまうが(笑)
ビビるダミアンに対してアーニャは手をつないで、大丈夫、怖くないと言う。
この大丈夫、怖くないは犬(ボンド)に出会った時にも確か発言していた。
意図的にここで繰り返されている。
印象に残った点
保安局としては犯人の制圧が最優先だ。
この国に楯突く連中の存在を微塵も許すな。
テロリストと交渉はしない。
突入準備をさせろ。
警察に市民を守る義務があるように保安局には国を守る責務がある。
テロリズムに屈したとあっては西の連中をつけ上がらせることになる。
お前たちは数十人の市民のために全東国民の命を危険に晒すのか?
ボクたちは子供なんだ。非力なんだ。
守ってもらうことは全然恥なんかじゃない。
奪うより与えろ
足を引っ張り合うんじゃなく手を差し伸べ合え
怒りを・・生きる意味を風化させたくなくて忘れたフリをしていた
2023/04/30(日)記述