いまあなたに必要なのは答えじゃない。問いの力だ。 [Kindle]

著者 :
  • Goldratt
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感想・レビュー・書評

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  • 読んでいてワクワクした。
    自分を責めても何も解決しない。理想の状態は?そこと今ではどんな違いがある?
    考える、って難しいけど楽しい。

  • 問題とは、現実と目的のギャップである。
    問題を解決することは、人生の中で多々求められるが、往々にしてあるのが、対処療法的な解決策を講じてしまい解決になっていないこと。
    この本では、問題が発生したとき、まずは正確に問題を定義するために、現状(望ましくないことは何?)と目的(望ましいことは何?)を深掘りする。
    その際、特に重要なのは目的を手段と一緒にしないこと。本当にあるべき目的は何なのか、考える癖を身につけたい。

  • ゴールドラット博士という方を知らなかったが、イスラエル出身とのことで、きっと幼少期から考える力を育まれていたんだろうなと察する。
    たしかユダヤ人の教育って、子どもにやりがいを持たせたり、なぜ?どうして?という疑問に向き合うっていうのをどこかで聞いたことがある。

    私はずっと答えを探す生き方をしていたなと反省。
    途中で変わってもいいから目標を定めて、現状とのギャップを明らかにして、それに向けて何をすべきか、そういう前向きな問を立ててみたい。

    あと、結果を分析することにあんまり重きを置いてなかったけど、大事だと思った。
    予想通りの結果だったのか、思ったより良かったか悪かったか。
    感情を一旦切り離して、事実ベースで分析することで自信や改善策、成功のヒントをもたらしてくれる。

    Kindleで読んだが、仕様の問題かマーカーが引けなかったのがちょっと残念。

  • 問いの力にフォーカスを当て、分かりやすく説明している良書。途中動画も合わせて学ぶことができ、とても記憶に残った。

    ---

    Prologue ブレークスルーを生む問いの力
    世の中にないものを生み出すには常識を疑う
    行動を変えるのは簡単だが、前提を変えることで
    ブレークスルーを起こせる
    仕事には教科書や正解が無いものが多数存在するので自分で正解を考える必要がある
    物事をつなげて論理的に考える
    箱と矢印とバナナ

    Chapter1 悪い問い
    失敗した時は「そこから何を学んだか?」を問う
    なぜ?は自分を責めることにつながる

    Chapter2 良い問い
    問題とは現状と目標のギャップである
    現状 望ましくない事象(Un Desirable Effect)
    目標 望ましい現象(Desirable Effect)
    問題があるのは良いことだ
    目的は何か?手段ではない

    Chapter3 正解を作る
    気がかりなことはあるか?
    その原因は?
    その原因を解消するには?
    解消するとどんな利点が?

    Chapter4 成長し続けられる目標設定
    人生の目標は何か?
    重大な望ましくない現象は?
    どういう状況ならスゴいと言えるか?
    達成するために何をするか?

  • 目的がなく、手段を考えているだけでは、何を解決していいのかわからない。結局、無意味なことをしていることになる。これをやる目的は何か、常に問いかけることが必要である。

  • 私の人生の目標は何か?
    生涯とうてい達成できないほどの高い目標を設定すべきと。
    この機会に改めて悩む機会を頂いた。

  • 「良い問い」の立て方をシンプルにわかりやすく学べる本。
    (動画QRコード付き)

    筆者は世界各地でセミナーを行っており、約100万人以上に教えてきた。

    著者の師事している人。
    イスラエルの物理学者、エリヤフ・ゴールドラット博士。
    世界で1000万人が読んだベストセラー『ザ・ゴール』の著者。
    世界中のトップビジネススクールで教材にされ、名経営者が学び、実践し、成果を出した本。

    <Prologue>
    ●ブレイクスルーを生む「問の力」
    「アリ」と「キリギリス」の話。

    変えられるのは「行動」だけなのか?
    ➔「冬は食べ物が採れない」
    =「前提」を変えることはできないか?

    ※変えられるのは「行動」だけではない。
    ➔「前提」だって変えることができる。

    冬に食べ物が採れるようにする。
    ➔既成概念を変える。
    =ブレークスルー

    「覆すべき前提は何か?」
    ➔問がイノベーションのキッカケ。

    ●正解のない社会をどう生きるか?
    学校では教科書がある。
    ➔正解のある問題を問いて学ぶ。

    「正解」のない世の中。
    ➔自分で問を立てて、答えを出すことが要求される。

    悪い問)
    「ビジネスに欠かせない知識を学ぶためにはどうしたらよいか?」
    ➔「手段」であって「目的」ではない。
    =学んだだけで満足して実務で成果が出せない。

    良い問)
    「ビジネスで目覚ましい成果を出すためには何を学べばいいのか?」
    ➔「目的」が明確になっている。
    =「目的」を達成することへ導いてくれる。

    「正解」のない世の中。
    ➔「問い」を立てる力が必要不可欠
    =ビジネススキルの基本の「キ」

    ●誤った問いから良い答えは見つかるのか?
    「社員に危機感をもってもらうには、どうしたらいいだろうか?」
    明らかに誤っている理由。
    危機感をあおる改革。
    ➔危機感をなくすためにやっているようなもの。

    危機感をあおる。
    ➔安全を求める。

    安全な状態が達成される。
    ➔危機感はなくなる。
    =長続きしない。

    ●ゴールドラット博士が教えてくれた「学ぶことの障害」

    学ぶことの最大の障害は答えを教えることではないか?それは、自分で答えを見つける機会を永遠に奪ってしまうからである。自分で論理的に考えて、答えを見つけ出すのが、人が学ぶための唯一の方法だと私は信じている。人が考えるようになるには、「!」マークよりも、「?」マークのほうがよっぽどいい。
    イスラエルの物理学者、ゴールドラット博士の言葉

    <Chapter1 悪い問い>

  • ビジネスの視点の本はイメージ持ちにくい

    学び
    望ましくない現象と望ましい現象のギャップが問題
    望ましくない現象などネガティヴなことを考えるのは人の性に合っている
    思った通りの結果からは自信を、プラスでもマイナスでも学びを

    To do
    考える時間を与える→黙るが吉
    人生の目標を考える→望ましくない現象、どういう状況ですごい?、すごいを達成するために何を?

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著者プロフィール

ゴールドラット・コンサルティングジャパン代表

「2016年 『知らないからできる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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