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感想・レビュー・書評
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電子書籍で読了。全てのイラストと色が美しい。
文字もイラストの一部の様にひっそりとしているのも逆にイイ。
百人一首は漢字で書かれていて、意味がよく理解できる。漢字で見てからであれば暗記も早かっただろう。
解説もわかりやすい。
⭐︎が足りない理由は「エモし」と同様に「ヤバっ」「ビビッときた」等等、10年後に読んだ時に「古っ」と思うことを想像したこと、
付箋貼りまくり、できなかったこと、からである。
紙の本購入をお勧めしたい。
特に中高生!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最近読み始めたばかりの一冊。古典をもとに編まれたものだが、著者の訳出とエッセイから、古典とされる作品に綴られた「心」と現代の私達の「心」は同じものと知る。昔から、得も言われぬ思いを言葉にして書き残してきた日本人。言葉にできない気持ちに苦しむこともあるけれど、それも文字にしてしまえば「エモい」の一種になるのかもしれないと思わされた。
日本語特有の表現がただでさえ好きなのに、作者独自の「エモさ」重視の超訳と、思わず息を止めてしまうほどの絵が加わって、私の情緒と顔はぐちゃぐちゃである。 -
エモいって何?「いとをかし」と「いとあわれ」両方を合わせた感じ?この本で色んな「エモさ」に出会えます。
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和歌の超現代語訳 with 絵の詩集+画集。タイトルにある通り、エモいエッセイ✖️エモいイラストの内容である。学術的な正しさは置いておいて、若者言葉で和歌を解釈したらこうなるだろうという描き方がされている。
明らかに原文を見るだけではわからない解釈が入っている(研究的にその解釈が合っているのかもしれないがそれはこの本を見るだけでは不明である)ように思うところもあるが、確かに読んでいて「エモい」し、数百年〜千年近く時を隔てた歌人たちが、今の私たちとほとんど違わない感覚を持っていたのかもしれない、と思わされて大変面白かった。
・・・例えば、これ。
あーあ。
あえてめちゃくちゃ嬉しかったのに。
夢だってわかってたら、
ずっと寝てたよ。
『古今集』小野小町
(原文:思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ 夢と知りせば 覚めざらましを)
・・・または、
ずーっと
旅ばっかしてきてよ。
俺は多分死ぬけど
夢の中でも
旅を続けると思うんだ。
楽しみだな。
『笈日記』松尾芭蕉
(原文:旅に病で 夢は枯野を 駆け廻る)
今の私たちの解釈でこれを読んで、とても共感できる、感情移入できる歌だと思った。