本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (302ページ)
感想・レビュー・書評
-
SFというより文芸要素が多い短編集。
「こんな世界終わってしまえばいいのに」と思っている人々に実際にとんでもないことが降りかかる。
主人公達が感じている「生きづらさ」にどこまで共感、寄り添うことが出来るかで作品の刺さり方が変わるかなと思った。
個人的には最後の一編が一番良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界が壊れてしまえばいいのに、と思ったことが何度となくある。この短編集は世界が壊れてしまえばいいと考えている主人公たちの物語だ。怪獣やゾンビが現れて世界がめちゃくちゃになる、もしくは自分が人外の生き物になる、そんな切実な願いを抱いた主人公たちが世界と格闘する話である。「ゾンビは癒し」「人間には不完全なものを必要とするときがあるんです」という台詞に共感する。
全2件中 1 - 2件を表示