- Amazon.co.jp ・電子書籍 (452ページ)
感想・レビュー・書評
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SRHRの実現には女性の経済的自立が必要だと思って読んでる。
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日本語タイトルから期待される内容はもっと深みがあるのかと思ったら、一般的によく知られているような内容で少しがっかり。日本語タイトルと内容が合っていないと感じた。英語タイトルはwoman's century-long journey towards equality で、これならタイトル通りの内容です。
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スコープは大卒キャリア女性で、私自身も医療、パブリックセクター、コンサルティングといった業界で女性がキャリアと家庭(より具体的にいえば育児)とのバランスで苦しむのを常に見てきたので、この本の記述(例えば長時間労働やオンコールのプレミアム)は納得感があるし、おそらく先進国では共通する問題なのだろうと思う。
最初の女性のキャリア史の5フェーズはやや記述がわかりにくかったが、後半は面白かった。
終盤に好事例の一つとして示唆されるのは、夫婦の双方がキャリアを交互に追求するようなパワーカップル、あるいは女性のほうがキャリアが"強い"夫婦(例えばカマラ・ハリス)であるが、それはそもそも結婚の上昇婚・下方婚といった男女それぞれの価値観の問題も強く影響しており、男女賃金格差の問題が政府や企業、社会制度がアドレスしにくい領域に入りつつあるように感じた。 -
原題より女性のキャリア100年史。
ずっと家庭かキャリアかどの順番か両立かが問われてきた。
賃金格差やチャイルドペナルティなど統計的な数字からあらわにする。
ここから見えてくるのは時代が家庭も仕事もを求めているといえる。
男性も子供とそれも幼少期の子供と過ごす時間を確保したい時代。
企業にとっては外部環境変化にどう時間で応えるかの時代になってきている。
女性の観点から積み重なったこの問題を社会としてどう迎えるのか今まさに問われていて示唆に富む内容。 -
電子ブック(MeL)
https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000147207
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研究者が書いた論文のような内容になっているため、データが多く、難易度が高かった。
1つ1つのケースから導く結論には納得できたものの、タイトルの問いに対する答えは斜め読みしただけではわからなかった。 -
ノーベル経済学賞が発表されてすぐ図書館に予約した
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家庭と仕事の両立を追求する共働き夫婦だが、あまり目新しい情報はなかった。
医師や弁護士、コンサルタントなどいつ呼ばれても対応できるよう待機している職種「貪欲な仕事」は給与が高く、女性はそのような仕事を選んだとしても、早いうちに辞めるか、急遽の呼び出しがない代わりに給与が数割減のコースに転換するケースが多い。薬剤師や顧客を共有する銀行担当などは、専門性が高くても男女の賃金差が少ない。
今はそこまで残業や急な対応がない仕事であり、あまり貪欲さは求められない。ただ貪欲な人、常に会社にいる人の使い勝手がいいこともわかる。
同じ会社で、夫の学歴が高くても、出世が早くても、自分が続けたければ、妻だからと言って自分が家庭を優先する必要はないと感じた。常にトップを走らなくても、いくらでも挽回はできるはず。ただ気持ちで引いてしまいがちなのは女性というのもわかる。