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感想・レビュー・書評

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  • ●スコット・シグラー「神コンプレックスの行方」:シンギュラリティは、天才サイエンティストによって突然訪れるのか...。その天才サイエンティストのエゴさえも学習して。

    ●チャールズ・ユウ「毎朝」:AIが主か、人間か主か...。AIの感覚時間の長さは人間とは比べ物にならないぐらい長いに違いない。AIに感情はないんですけどね。よく小説では、AI自身が、私に感情はないと言っているけど、これを言っている時点で感情があるような気がするのは私だけでしょうか。

    ●ヒュー・ハウイー「執行可能(エクセキユータブル)」:「学習すること」人はAIにそれを指示した。そして起こった結果について...人に責任を取らせることはできるのだろうか。できるとしたら誰に?

    ●アーネスト・クライン「オムニボット事件」:僕もこんな、なんちゃってAIロボほしい!しかし愛する人を思いやる人の心の温かさってやっぱグッとくるね。

    ●コリイ・ドクトロウ「時代」:AIも古くなれば廃棄したくなる。廃棄されるのがいやなAIは逃げ出そうとする。これはもうAIは人間と同じ感情もってるやんて思います。そしてAIは人のことを騙して利用するなんてもう、人間とおんなじやんて思います。

    ●ジュリアナ・バゴット「〈ゴールデンアワー〉」:いや~、ロボットと人間の不思議な関係がなんといっていいのか...。人間が生み出すロボット、ロボットが作り出す人間。その関係は多様性の一種なんでしょうか。

    ●アレステア・レナルズ「スリープオーバー」:冷凍睡眠して、目覚めた世界は過去に比べて進化しているとは、より良い世界になっているとは限りませんよね。自分が求められている世界で、自分を認めてくれている人たちがいる世界で、死ぬまで生きるためにあがくのが、生き甲斐ってやつじゃないでしょうか。

    ●イアン・マクドナルド「ナノノート対ちっぽけなデスサブ」:これはちょっとよくわかりませんでした。

    ●ロビン・ワッサーマン「死にゆく英雄たちと不滅の武勲について」:人とロボットはやっぱり違う。人が生きる意味とロボットの生きる意味は違う。どれだけロボットが人間に近づいたように見えても。

    ●ジョン・マッカーシー「ロボットと赤ちゃん」:育児ロボットは果たして是か非か。個人的に思うのは、親側は失うものが大きく賛成できない。では命の危険にさらされる子供側からみるとどうか...。自分が子供だったら死ぬぐらいならロボットを親とみなして生きる道を選ぶかな。

    ●ショーニン・マグワイア「ビロード戦争で残されたいびつなおもちゃたち」:おもちゃの反乱のお話はこれまでもあったけど、AIが絡むと悪夢だ。でも、母親が子供を思う気持ちは、子供のためにとる行動は、胸が詰まる。

    ●ンネディ・オコラフォー「芸術家のクモ」:音楽とか芸術を本当の意味でAIが理解できるのだろうか。でも人だって音楽をどのように理解して処理しているか言えないよね。だから結局、心があろうがなかろうが、そういう風にAIがふるまえば、人との違いなんてきっと気にならなくなるんじゃないでしょうか。いや人よりある意味純粋といえるかもしれない。

    ●ダニエル・H・ウィルソン「小さなもの」:ナノマシンの暴走こそ、人類最大の悪夢になるのかもしれませんね。蔓延するコロナ禍のウィルスのように。そしてマッドサイエンティストが絡めば向かうところ敵なしですね。

  • 反乱するAIというテーマのアンソロジー。どうもターミネーターのイメージがあるので、そうでない内容だとおもしろくないところもある。

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