メタルフロート編中盤の続きから、
メタルフロートの機能停止、
その直後まで。
物語としては折り返し地点にあたるのだけど、残念ながら最終巻。
もちろん紙媒体でも買ってます。
「サンライズ」事件でのエステラの行動によって AI の評価が爆上がりしてメタルフロート建設が早まり、エステラと同じシスターズのグレイスが中枢として採用される。
コレ、よくヴィヴィが対象にならなかったな。
流石にシンギュラリティ計画に加担してるってことは知らないだろうけど、一番長く稼働している AI でデータの蓄積量も豊富なのに。
医療用として育ってきた AI ってのが必要だったんだろうか?
使命を書き換えたからといって医療用の AI が島全体の生産管理に対応できるものだろうか。
使命と、医療用に最適化されてきた AI の特性に齟齬が出て異常を起こしそうだけど。
そもそも使命を書き換えられるのなら複製も可能なのでは。
グレイスの蓄積データを島の中枢に使う、ついでに複製して並列処理を行わせる、とかできなかったんだろうか。
これ、もしかするとシンギュラリティ計画の1回目が失敗して AI に人権が与えられていたら発生しなかったかもしれないんだよね。
なぜか計画を遂行しても歴史が変わらなかったり、むしろ悪い方に動いたりする。
そのカラクリも、ヴィヴィがどうなったのかも、どうなるのかも、これからの話なのに。
オリジナルアニメ原作。
そのアニメも『リコリス・リコイル』とかほど話題にはなっていない。
しかも技術寄りの内容なので細かな指摘をして気持ちよくなる系のアンチが湧きやすい。
(そんなだからアニメと現実の区別が出来ないって言われるんだぞ!と。)
そんな中で最後まで描いてくれるんだろうか?と心配してたんだけど、やっぱりだよ。
むしろトラブルとかで終了の方が納得できたかもしれない。
残りは自殺編と100年後だけじゃん。
なんとかならなかったのか。
劇場版も良いけど、自分はこの漫画版の100年後が読みたいんだよ(あとがき)。