百木田家の古書暮らし 4 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) [Kindle]
- 集英社 (2023年11月17日発売)
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感想・レビュー・書評
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東京・本の町で古書店を継いだ百木田家の三姉妹。長女・一果は不毛な片思いがこじれていく。次女・二実はお隣さんの存在に心が揺さぶられっぱなし。叔父の日記を手にし、想像と妄想が膨らむ姉妹。事実確認は大事だと思いつつ、そういう想像はしがち。と、妙に納得もする。踏み込むには一果ちゃんですら、まだ、若い。おばちゃんの図々しさ、厚かましさには嫌気がさすけど、時と場合によっては事態が動くこともあるわけで。恋も家族もセンシティブな一面があって、たとえ身内でも踏み込みきれず、見守るしかない瞬間があって、ままならないもんだと。
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三姉妹それぞれの物語が錯綜しているなぁ。個人的には長女の物語が気になるところ。
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二転三転
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小簿方(こぼかた)宅で普世久講(ふせひさつぐ)の日記を発見する二実(つぐみ)。その日記の内容(というより、日記に少年時代の梓沢の写真が挟まっていた)から「壮大な勘違い」をして話が進んでしまうのがちょっと滑稽ですw(日記に記された「フキコ」は、梓沢の母の名前なのでしょうか?)
そして、4巻ラストで梓沢と普世の本当の関係が明らかになるのですが…何かまた梓沢が二実に雑な扱いされる未来しか見えないのですがw
しかしこの三姉妹を含めた登場人物の殆どが浮世離れしていてイマイチリアリティーというか、人間味が感じられないというか…こういう作風なのでしょうか?(4巻では特に三姉妹の父親がドライと言うか淡白なのが気になった)