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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (194ページ)
感想・レビュー・書評
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「私は強いんだ」とマウントばかり取らないために、
「私は弱いんだ」と被害者面ばかりしないために、
(SNSでは特に言えますが・・・。)
「批評的言語」を磨くべきだと、著者からのメッセージ。
そして議論に疲れたら、ソンタグという巨人の肩に乗っちゃえと。
批評的空間と議論をすすめていきたくなった、面白いソンタグ本。
ソンタグ生誕90年。映画も楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ソンタグ自身の略歴と世の中からみたソンタグ像、それが実際はどうであったか(どうなのか)というのを中心に書かれていた。なのでソンタグの思想について入門書的に紹介されているよりかは、テーマ(本書の副題である脆さと、一般的なソンタグ認識としてのカッコよさなど)に沿ってかいつまんで引用されることが多い。
ソンタグは本当はこうだった!と言われても思想に全く触れたことがない人にとっては「そうなのか」と思うほかなく、またソンタグの著作からの引用が断片的なため、全体像を把握するに至らない。前提が共有されないまま進んでしまう。
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