名探偵じゃなくても 名探偵のままでいて [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 前回も思ったけれど
    映像として浮かんできた。
    読みやすく読後感も爽やか。
    ただ名探偵の祖父が
    認知症がひどくなったら悲しいと思った。
    いつまでも名探偵でいてほしい。

    ドラマになったら嬉しい。

  • 前作に引き続き、認知症の元小学校校長の祖父、孫娘の楓、彼女に想いを寄せる岩田と四季たちに降りかかるミステリ連作集。

    相変わらず祖父の安楽椅子探偵はお見事。特に第一章の「サンタクロース」の二つめに紡いだ物語は好きです。こういう謎解きはいいですね。

    ただ、第四章の四季くんの態度は…ちょっとやりすぎかなぁ。変化としてはわかるんだけど、やっぱり好きになれません。

  • 読後の感想…

    『えーっ、ここで終わり?』

    ひとつ前に読んだ小説は削ぎ落とし過ぎで惜しかったんだったけど、このシリーズは過不足無い絶妙のバランスが本当に心地良い秀作…なんだけど、それはないよ〜と言う所で終わっちゃったよ。

    恋の行方はもちろん、すんごい含みを持たせたある人物の登場と…

    明日私がいなくなっちゃったらどうしてくれるの?(笑) と後ろ髪引かれまくりの結び!

    とは言え、今作でもかくしゃくとした名探偵さんの思考や所作、佇まい、逆境にあってもこういう風に枯れていきたいと言う見本の様な生き様よ。

    私を含めた老齢の方々に是非読んで感じて欲しい一作。

    あとは、
    私に古典ミステリの知識があればもっと面白く読めるんだろうな。

  • 待望の2作目!
    期待通りの面白さ(^-^)v
    すばらしいバランス感覚の作品だと思います。
    もう3作目を求めている私w

  • ネタバレ注意!







    今作でも彼女の想い人がどちらか判明せず。前作で好きになれなかったS君が、ここにきてK先生とうまくいってほしいと思えた。この辺りは自分で予想するのも楽しい。
    そして、最後はまんまと騙されて泣きそうになった。すぐに引き戻されたけど(笑) 誘導の仕方が上手いなぁ。


  • 一冊目よりのめり込んで一気に読破
    面白い
    ミステリーの怖さと
    人の温かさと
    おじいさんによって次々に明かされる謎の真実
    気持ちよいくらいにスラスラ解いていく

    ある紡がれた物語
    守るというその強い心にわたしも射抜かれた
    まだまだ続きが読みたい

  • 前回よりは多少不穏な話があるものの、祖父とのやりとり、2人の男性との関係、日常の謎など、心温まるような話が多くほっこりさせてもらいました。

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著者プロフィール

香川県高松市出身。東京都在住。明治大学在学中より放送作家として活躍。2022年現在、 ラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』『徳光和夫 とくモリ! 歌謡サタデー』 『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン.TV@J:COM』『明石家さんま オールニッポン お願い! リクエスト』や単独ライブ『南原清隆のつれづれ発表会』などのメイン構成を担当。

「2023年 『名探偵のままでいて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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