イギリス帝国盛衰史 グローバルヒストリーから読み解く (幻冬舎新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 従来の世界史と異なるグローバルヒストリーなる枠組みのもと大英帝国史を見直す。大英帝国史とは言うものの、時代は大航海時代から現代まで、地理的にはユーラシア、アフリカ、南北アフリカ、オセアニアと、非常に広い範囲でヒトモノカネのネットワークを描く。
    BoE設立、Fiscal Military State、タックスヘイブン、三角貿易、自由貿易、ドミニオン、The Great Depression、Bretton Woods体制、Colombo Plan

  • 2023/12/21 「イギリス帝国盛衰史」秋田茂☆
    「グローバルヒストリー」各国史⇔世界史は一体 
    各国はもっとつながりある(古代より)
    日本史も中国・朝鮮・東南アジアなどとの相互交流・影響受けている さらにヨーロッパとも深い交流 スペイン・ポルトガル・オランダetc.
    それにしても「大英帝国」はこれほど成功したのか
    経営人材のミッション・ステータスが高く、有為な人材がエントリーした
    「エリート層をどの分野に向けるのか」国家の盛衰を決定する Cf大英帝国衰亡史 中西輝政

    2023/12/24 「イギリス帝国盛衰史」
    「エリートの創出」
    ①ジェントリー綿織物産業革命により利潤蓄積「カネ」
    ②オックスフォード・ケンブリッジで人文教育「教養」
    →リーダーとして育成 世界各地の経営者 「武士道」
    日本には①と②両方備えたリーダー像がない特に敗戦後
    植民地収奪や奴隷貿易により原始蓄積を行ったのは先発他国と同じだが、
    経営人材を組織的に育成し、産業革命に投資し、自由貿易時代に備えた
    米国独立戦争も結果的にはプラス 軍事より自由貿易の方がパフォーマンス高い
    軍事費負担は莫大かつ増加基調・・・大国の盛衰を連想する

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著者プロフィール

1958年生まれ。大阪大学大学院文学研究科・教授
(主要業績)
『イギリス帝国とアジア国際秩序』(名古屋大学出版会、2003年:第20回大平正芳記念賞2004年)、『イギリス帝国の歴史―アジアから考える』(中公新書、2012年:第14回読売・吉野作造賞2013年)、Shigeru Akita (ed.), Gentlemanly Capitalism, Imperialism and Global History (London and New York: Palgrave-Macmillan, 2002).

「2020年 『グローバルヒストリーから考える新しい大学歴史教育』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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