ハマス・パレスチナ・イスラエル-ーメディアが隠す事実 (扶桑社BOOKS新書) [Kindle]
- 扶桑社 (2023年12月21日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (270ページ)
感想・レビュー・書評
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2024.04.13
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日本のマスメディアで言われていることをそのまま信じるのは怖いと思った。特に、この問題は、実際に行って状況を見ることもできないし、背景や歴史、文化に対する知識が無さすぎるので、何がどうなっているのかさっぱりわからない。この本では緻密に事実を積み上げて論じてくれたので、わかりやすかった。もっといろいろ勉強が必要だと思った。
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筆者の言う事実
・ハマスはテロ組織であり、イスラエル人1200人をテロで虐殺した
・イスラエルがハマスのアジトを攻撃する際に、ハマスが民間人を盾にしている
・イスラエルは民間人を巻き添えにしたくないため、避難を呼びかけた
・ハマスは拒否し、検問所でガザ住民が退避するのを避けている
・それでもイスラエルは、安全回廊を設置して、攻撃しないことを約束した
筆者の言う日本とG6
・イスラエルの自衛権行使を支持しない日本、支持するG6
・イスラエルのパレスチナに対する攻撃を暗に避難する日本、言及しないG6
・事態の沈静化を最優先する日本、人道目的の戦闘休止は求めるが沈静化を求めることはしないG6
ハマスの背後にイラン、ロシア、中国、北朝鮮がいる
報道で伝えられていない、間違って伝えられていると筆者は言う
他者への非難が多いが、真実を考えるきっかけになる本 -
著者の飯山陽さんの本は初見で、またイスラエルとハマスについて基礎知識は全くないが、極端に一方的に偏った考えであると感じた。前半は記者や報道機関の批判が続く。
ただ、少なからず、この本を読んで自分なりに真実を解明してみようと感じた。
戦争に至った経緯などは省略されており、ある程度前提知識がある人向けの本。