お茶の間スイーツガーデン　1 (ＢＲＩＤＧＥ　ＣＯＭＩＣＳ) [Kindle]

著者 : 佐倉イサミ

• KADOKAWA (2024年1月6日発売)

感想・レビュー・書評

[なすさんの感想 · 2024年4月14日]

ネット記事で本作品を知りました。年の差の交流というと『メタモルフォーゼの縁側』を思い出しますが、個人的にはイマイチ刺さらなかったので、こちらを読むまでにちょっと躊躇しました。
老婆のサトも、男子中学生の宗介も、「理想の姿」を押し付けられて生きてきたという点では共通点があったんですね。でもお互い傷をなめ合うではなくいい方向に向かうといいな…と思いました。（1巻後半から不穏な方向に向かってしまうが）特にサトの方が先が短いから、残りの時間を好きなことをして穏やかに過ごせたらと思わずにはいられない。でも一人だと張り合いがなくなるし、スイーツを作っても一人では食べきれないから、宗介がいるといいんだろうな。

著者プロフィール

作者・佐倉イサミ（主な著書に『29時の朝ごはん〜味噌汁屋あさげ〜』(KADOKAWA)、『姫ばあちゃんとナイト』(KADOKAWA)、『おかわり自転車』（芳文社）、『またたび古書店』（少年画報社）など）。

「2023年 『もふっとキャンプ 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」