皇太子妃になりたくない！！薄幸フラグしかない悲劇の妃に転生したのでイケメン皇子に溺愛されつつ運命改変します (蜜猫Ｆ文庫) [Kindle]

著者 : 北山すずな

• 竹書房 (2024年1月22日発売)

感想・レビュー・書評

[黒ソーダさんの感想 · 2024年3月21日]

文章の拙劣さにめまいがしそうだった。プロットそのまま紙本/電書で発行しちゃったの？と思えるほど。地の文はほぼ状況説明、濡れ場ですら他の作品のどれにでも流用できる汎用性しかない文章だ。
あとがきには中華風とあったが、名前を漢字にして役職名をWikipediaからテキトーに引っ張ってきただけなのかと疑ってしまう。
ストーリーは全てご都合主義。
人物はといえば、若干の魅力があるとすれば敵対する家の長女くらいか。他はピクトグラム並みのペラペラさ。ヒロインでさえ、前世現代人で社会人という自立した人物にしては感情に奥行きは無い。
全290ページとあるが、文字数はどれくらいなのだろう。このボリュームに相応しい内容は感じられなかった。
それでも何かひとつでも独自性があれば★1になどしなかった。
確か、ブクログ利用前に『余命幾許』を読んで楽しめたような記憶があったので油断した。無念。