盲目令嬢の一目惚れ~大好きな怪物公爵様に好意を疑われています~ (夢中文庫セレナイト) [Kindle]

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  • 夢中文庫
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感想・レビュー・書評

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  • 盲目ながら人や物の魔力が見えるヒロインと、諸外国と接する難しい領地を治める顔に傷を持つヒーローの組み合わせで、出会いからコレはハッピーエンドしかない予感でしたが面白かったです
    魔力で相手の内面が推し量れるのは結婚相手選びに最適な能力だし、色々有利に働きそうに思えたのに思わぬ落とし穴の設定も良かったし、一途なヒロインを疑いながらも惹かれて決める時には決めるヒーローも好感度が高かったです
    領地でのトラブル解決後のエピソードがもう少し欲しかったけど、読み終わるまで2時間かからない長さも捨てがたいのでコレはコレで良いかな

  • 花騎士の作者さんかーと読んでみた。短いお話だった。
    魔力が見えるけど、目は見えないという設定がなるほど。魔力のうねりで感情が見えるというのが、花騎士の作者さんだなと思った。ヒロインが良い子すぎたよ。

  • 盲目ではあるが魔力は見えるため、魔力の宿った国内では特に問題なくテレジア。
    内面の変化まで魔力で見えてしまうため、寧ろ相手の本心や思惑も見抜いてしまうという、ある意味チート能力。
    ゆえに、顔の傷のせいで「怪物公爵」と揶揄されるヴァイスの本質を見抜いて、盲目なのに「一目惚れ」
    ただ、彼にそこを理解してもらうまでにはいろいろな意味で時間がかかった。
    彼が女性に揶揄されることに諦めきっており、傷を負ってから初めて向けられる好意を疑うのもさもありなん。
    (表紙イラストにその傷の描写がされていないことに疑問は残るが)

    ただテレジアのチート能力も万能ではなく、魔力の宿っていないものは「見えない」
    唯一魔力のある国内ならいいが、他国と面したヴァイスの領地で他国からの危機に晒された場合、彼女は見えないゆえに対処できない。
    その欠点をもって身を引こうとしたテレジアをヴァイスが引き留めようとしたのは、これまでの関係性の逆転が見えてよかった。
    それまでは、テレジアがヴァイスを好いていてヴァイスに理解されようと頑張っていたので。
    そこを逆にヴァイスがどれだけテレジアの目がいいのか、いやそれ以上にメリット抜きにして彼女に好意を抱いているのか伝える形になったので。
    おお、やっと報われたと、読んでいるこちらも胸いっぱいになった。
    幸せになってくれよー!

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