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感想・レビュー・書評
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とてもビックリしました。日本人に問う必要のある内容です。
著者の森永卓郎氏が、メディアの仕事で経験したタブーを下記の3つ例に出し、最終章の第4章で、日本経済墜落の真相を、これらのタブーと関連させながら推論する形で、この本を締めくくっています。
1. ジャニーズの性加害
2. 財務省のカルト的財政緊縮主義
3. 日航機123便墜落事件
これらのタブーに関する共通の問題として、以下の4点があるとしています。
①絶対的な権力者(ジャニーズ事務所や財務省)が、人権を無視し深刻な侵害を行う。
②その事実をメディアが忖度し報道しない。
③警察や検察もみて見ぬふり。
④残酷な事態が社会に組み込まれていく。
特に著者は、日航機墜落事故の調査結果に疑念を持っていて、米国と日本でこの事件の真相を秘密にしていることから、米国に経済政策をコントロールされることになり、日本経済が低迷したと考えているようです。
つまり、日本が米国の属国と化した原因を、日航機墜落事故だと考えているようですが、僕としては、日航機墜落事故がある前から、日本は米国の属国であったと考えているので、少し違和感を持ちましたが、1つ1つの事件については、書いてある内容に納得がいきました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
へ~。JAL123便にはそんな説があるんだ。
もしそうだとしたら大変なこと。まさかね。 -
日航123機の件は衝撃的。あの事件は今こそ解明すべきと思う。
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ジャニーズ、財務省、そして日航機事故を題材に、マスコミの巨大な忖度、日本社会の歪みを糾弾する意欲作。
特に、日航機事故原因の隠蔽により、日本政府が弱みを握られ、日米構造協議などの不均衡な協定にサインせざるを得なくなったこと、またそのことが日本衰退の一因となったという推論には、驚きを隠せない。
このような内容を出版できたこと自体が驚きだ。問題提起した著者と出版社の勇気を心から称賛したい。 -
日本のメディアにおいてタブー視されていることについて、森永さんの調査等を基に記載されている1冊である。
特に123便関連の話は、個人的にもその真相を解明したいという気持ちがあり、のめり込んで読んだ。
我々一般庶民では計り知れない何かがあるのだという事をうかがわせることと同時に、もっと世の中に明るみになるべくことがあるのだろうという事を感じた。 -
森永卓郎氏が人生の最後のステージの中で、日本社会の歪みを世に訴えた遺言書的な書籍。財務省、ジャニーズ、政権といったその時々の特定世界における権力がその力を維持するために隠蔽した事柄を暴きにいった意欲作。
自分にとっては新たな情報も多く、日本経済や社会が劣化していた理由(仮説)を立証する事実の積み上げは新鮮でもあった。
今の社会や経済の構造を体系的に整理し、そこに至った流れを自分なりに考え、仮説をたてること。そしてそれを説得力をもたせて表現すること。それを習慣化し、自らの思考を継続的に養うことの必要性も感じた本であった。 -
財務省と日航機墜落の話は衝撃的だった。
財務省のやり方は、本当に腹が立つ。
自分達の私利私欲の事だけで、国民の事など考えていない。
日航機墜落の本当の理由が書いてある事で、その事が日本経済墜落の真相であるならば
許しがたい。
我々は真実を知り見極め力が本当に必要だ。
これからの若者達にとって誇れる国にするために! -
20240502
ステージ4の膵臓癌であることを告白した森永卓郎さんが遺作として、強い覚悟で書いた話題作。
ジャニーズ問題、財務真理教、日航機墜落事故、日本の景気低迷の真相が包み隠さず暴露されている。
死を覚悟した著者の叫びを陰謀論として追いやるのは、あまりに切ない。
大手メディアは自戒の念を持って、今一度これらの問題を取り上げるべき。
そして真実を明るみにする事が、これからの日本に必要な事となるはず。