昭和最後のソウル――日本語で韓国を語るという冒険

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  • 【個人的メモ】
    ・hont経由の内容紹介
    “昭和という年号は今の日本の領土のみに敷かれたものではない。韓国、台湾といった植民地では、“平成”の現在でも心情的に昭和をひきずっているのだ…。いったいこれを終らせることはできるのだろうか。日本と韓国の関係について考える。”


    【書誌情報+内容紹介】
    ISBN4-88323-043-0 C0098 四六判212頁 1992年刊 定価 本体1,800円+税

    日本で、昭和は終わった。人々は何食わぬ顔をして平成を装っている。 しかし、昭和という年号は今の日本の領土のみに敷かれたものではないことは、言ぅまでもない。韓国、台湾など、植民地にもそれは敷かれた. だから、日本においてだけ終わっても、それらの土地では終わっていないという歪つな事態になる。もちろんそれは法律的には終わったが、心情的には終わっていない。昭和は韓国で、台湾で、いまだに続いているのである。それは終わろうとして終わることがで きず、あたかも針が戻らない旧式のレコードプレーヤーのように、それらの土地で残響を奏で続けている。(あとがきより)
    http://www.sofukan.co.jp/books/43.html


    【簡易目次】
    目次 [001-004]

    一部 
    昭和最後のソウル 009
    日本語で韓国を語れるか 023
    半島の想像力と島の想像力 035
    情報感受性社会 043
    ソウルの服に書く 048
    NO! と言える韓国人 052
    東アジアの新しいマーケティングの時代 へ 
      1 日本からアジアへ 057
      2 アジアから地球へ   069

    二部 
    刹那、アジア 089
    韓国人といっしよに旅をした記 103
    トワイライト・ゾーンに住む 118
    皮膚感覚・韓国 127
    君はうそを見たか 135
    LAST KOREAN LOVE 149

    三部 
    韓国人の顔・断想 157
    韓国の虎とは何か 165
    「太郎」はどこから来たか 175
    現代花郎目録 183
    国家が知らない私の愛 189
    コスモポリタン宣言 194

    おわりに(一九九一年九月 京都にて 小倉紀蔵) [204-210]

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著者プロフィール

小倉 紀蔵(おぐら・きぞう):1959年生まれ。京都大学教授。専門は東アジア哲学。東京大学文学部ドイツ文学科卒業、韓国ソウル大学校哲学科大学院東洋哲学専攻博士課程単位取得退学。著書に『心で知る、韓国』(岩波現代文庫)、『韓国は一個の哲学である』(講談社学術文庫)、『朝鮮思想全史』『新しい論語』『京都思想逍遥』(以上、ちくま新書)、『弱いニーチェ』(筑摩選書)などがある。

「2023年 『韓くに文化ノオト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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