読んで良かった、ここ最近での最もお気に入りの一冊。
テレビでよく見かける方のエッセイはイメージが変わってしまう方もおられるので避けてきましたが、"阿佐ヶ谷姉妹の"ということで好奇心から手にとってしまった。
お二方はテレビから受ける印象そのまま。日常をそれぞれの視点から書かれ、文体に読みづらさはなく、すぐに読み終えてしまった。
間章にお二人がそれぞれで書かれた書き下ろしの小説があり、これもまたよかった。
特に、ミホさんの小説に出てくるお店はとても気になり読みながらネットで検索してしまった。(架空のお店なのであるはずがなかった。でも、似たお店でもいいので行きたい。)
お姉さんのお話も、その舞台となった地も含め気に入っている。
小説に性格がよく表れていて、お姉さんのお話はより恋愛小説らしい雰囲気。一方、ミホさんのお話はファンタジーのようなふんわりしたかわいらしいお話だった。
明るい日記を読んでいるようで、心が癒やされた。