本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.com ・本
感想・レビュー・書評
-
つまるところ大人になるのが女の子と比較してかなり遅い男の子の頭の悪さ加減をなつがしがった作品でしょうかな。とにかく周りのどいつもこいつもが詰まらん奴らばかりでどうにかならんのか?と独り善がりの思いを募らせる主人公、そういやそんな時期もあったような気がする当方は完全に頭の悪い坊やだったということ。
最後に急に老けたような感想を述べる箇所も含めてこの作品を支持する人が多いのは分からんでもないかな。
ところでこの作家の英語は読み辛く、教科書的英語にしか慣れていない当方からすると、流麗な文体とはとても思えない。洋書は翻訳ものの方が断然読み易い。この事実および日本における外国ものの評価(特に文章にぎこちなさを覚える点)から、翻訳という行為は作品の本当の魅力を伝えきることはできないというありきたりの結論を仄めかしているのかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示