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感想・レビュー・書評
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今月末の朝日カルチャーセンターの講座を受講することもあり、ここの所村山機構長の著作を読んでいる。
本の題名はずいぶん哲学的な質問の印象を受けたが、もちろんそういう解答ではなくて、物理学の観点から書かれたものである。要点は、宇宙に我々が存在する理由は、宇宙開闢からある時間に物質だけが生き残ったためだと言うところだろうか。村山先生の本はどれもやさしい文章で、分かりやすく書かれていると感じた。そのため、やはり少々物足りなさを感じたのだが。
ヒッグス粒子にぶつかって、素粒子が質量を持つというような説明は、ちょっと誤解を招くような書き方だと思ったのでこの辺りは残念。
村山先生は、この著書以外でも反物質やニュートリノ振動の説明にアイスクリームを引き合いに出されるが、何か思い入れがあるのだろうか。くだらない質問だが、カルチャーセンターの講座でちょっと聞いてみたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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