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感想・レビュー・書評
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作品名: 平賀源内
作品名読み:ひらがげんない
著者名: 石原 純
平賀源内は、讃岐の人で、足軽の子として生まれております。
幼少のころから、藩医と親しくしていたこと、本草学に興味をもっていたことなどがあり学問に長じていました。やがて江戸詰めとなっていろいろな学者と交流し杉田玄白らと
知古をえています。
江戸時代という時代はこうして、身分が低くても、志があれば、学問を修めることができる、大変不思議な時代でした。
平賀源内のすごいところは、当時、世界でも電気というものがよく知られていなかったにも関わらず、独学でエレキテルという静電気をもちいた機械をつくってしまったことでしょう。
彼はそれだけではなく、石綿の敷物だとか、温度計や磁石などもつくっています。
晩年、いさかいを起こして、獄死するのですが、杉田玄白はその才を惜しんで、彼の墓石に
「非常の人あり、非常の事を好む。ああ非常の人、ついに非常に死す」と碑文を刻ませています。
まさに日本にとって、非常の人でした。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001429/card58552.html
目次
科学と技術
平賀源内の生涯
源内の遺業
底本データ
底本: 偉い科學者
出版社: 實業之日本社
初版発行日: 1942(昭和17)年10月10日
入力に使用: 1942(昭和17)年10月10日
校正に使用: 1942(昭和17)年10月10日
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