若干映画作家の余技的な臭いのする短編集だが上々の出来か。
舞台が現代であることを除けば、一昔前(と言っても昭和です)の或る小説家の短編集と言っても通用するんでは?
人間の内面の暗さ及びそこから来る人間関係の微妙な緊張感の描写、個人的にはこの映画作家の感性を高く評価しておりますが、この短編集もその才能の発現の一つでしょう。
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- 感想投稿日 : 2013年4月23日
- 読了日 : 2013年4月23日
- 本棚登録日 : 2013年4月23日
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