〈盗作〉の文学史

著者 :
  • 新曜社 (2008年7月1日発売)
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本棚登録 : 170
感想 : 24
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私は江戸川乱歩賞とかこのミスとかサントリーミステリー大賞なんかの
受賞作品から乱読することが多いのですが
これは昨年の日本推理作家協会賞受賞作。
先日この著者と知り合ったので読んでみました。
淡々と過去からの盗作の歴史がつづられているのですが
びっくりするほど自分が知らなかったことばかり。
へーとかほーとか思いながら読みました。
大藪春彦とか山崎 豊子とか井伏鱒二らの盗作スキャンダル、有名な話なんやねえ。

文学を芸術と捉えると、絵画の世界ではオマージュという言葉から広がる作品も
多々あるわけで、剽窃との境界線って難しい。
でもミステリーのトリックの盗作!あれだけはやめてほしい!
オリジナルを読む際の面白みが激減しちゃうんだよー

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年10月29日
読了日 : 2010年10月29日
本棚登録日 : 2011年10月29日

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