学園ものかなと思ったら大違い。意志を持つ猫、動き話すぬいぐるみ、アンドロイドに宇宙人までもが登場する「非」日常系ドタバタ連作短編集でした。唯我独尊で才色兼備の女子高生・坂東蛍子が行くところ、誘拐事件に始まり地球滅亡の危機までトラブルだらけ。無論、本人に自覚はない。蛍子自身というより、彼女に関わってしまった登場人物たちの困惑、苦労、悲哀がコミカルな地の文で語られ、まるで劇場の観客席から舞台を眺めているような感じで楽しみました。各話で張られた伏線が最後に一気に回収され大団円。面白かった!続編を読むのが楽しみ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年11月2日
- 読了日 : 2021年3月4日
- 本棚登録日 : 2022年11月2日
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