高2の伊織は友人和佳と交通事故に遭う。病院で目覚めた伊織は和佳と入れ替わり、和佳は伊織として死んだことに衝撃を受ける。和佳として生きることになった伊織のもとに、ある日同級生の佐島が入れ替わりを指摘、伊織の記憶は消えることになると宣告。やがて伊織の中に和佳の記憶が混ざり始めて…。入れ替わりの謎を追うファンタジーミステリであるとともに、『生きる』ということについて考えさせられる物語でした。謎の全てが明かされる最終章には、ああそういうことかとちょっと震えがきました。総じて素敵な小説で、映像化しても良さそう。
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- 感想投稿日 : 2022年11月4日
- 読了日 : 2020年2月12日
- 本棚登録日 : 2022年11月4日
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